リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【中学受験】塾の送迎は貴重なコミュニケーションタイム

通塾手段

保護者のサポートは

 1.お弁当作りを含む健康管理

 2.送迎

 3.プリント整理と進捗管理

の今日は2つ目、送迎。

 電車やバスを使って通塾する子どもはたくさんいます。21時頃に電車に乗ると、塾のリュックを背負った小学生グループに出くわすことがよくあります。疲れた様子がなく、元気にしているとホッとします。

 自転車で通塾する子どももいますよね。ムスメとムスコはそうでした。自転車で約10分、雨が降れば徒歩で30分かけて塾へ。6年生になって志望校別特訓が始まったら、週1回、電車を乗り継いで1時間かけて遠くの教室へ通っていました。

 送迎ともに自家用車のVIP対応な子どももいました。

送迎をするかしないか

 結論から言うと、どっちでも大丈夫です。夕方はまだ仕事をしているため、私は送っていくことは全く無理で、二人とも一人で塾に行っていました。最近はどこの塾でも、生徒証をカードリーダーに通すと保護者にメールが届く入退室メールシステムを採用しているはずです。なので、いつ塾に着いたのかはわかります。また、電車も改札を通るとメールが届くサービスがあるので、利用すると安心です。関西私鉄だと「あんしんグーパス」、月額利用料300円(税抜き)。JR東日本だと「まもレール」、月額利用料500円(税抜き)です。

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 遠いところまで電車やバスを乗り継いで一人で行けるかどうか心配かもしれませんが、意外と子どもはしっかりしていますよ。2~3回一緒に行けば覚えます。送迎がなくても一人で通えます

 ムスメの時は、お迎えだけ行っていました。通常は自転車で。雨が降ったときは、「歩き」とメモを残すように言って、メモがあれば車でお迎え。週4~6日欠かさず。これは結構しんどいです。22時頃に家を出るのは、エネルギーがいります。だいたいお風呂も入って、あとは寝るだけモードになっていますから。そして冬は外で待つのが、ただただ寒いです。それでも、姿を見つけてニコニコ駆け寄ってくるムスメの姿を見ると、嬉しくなって疲れが吹き飛ぶ、の繰り返しでした。同じように待っている人たちがたくさんいて、顔見知りになると時々話したりはしますが、基本一人でボーッと待っていますね。子どもと一緒に帰るときに、学校のこと塾のことあれこれ話をしてくれるので、貴重なコミュニケーションタイムでした。

数の子どもは送迎なし

 塾から出てくる子どもたちを見ていると、半分くらいは一人で帰って行きます。ムスコのときは、6年生からは雨の日だけお迎えに行くことにしました。一人で大丈夫と言うので。ま、大丈夫でしたね。

 いよいよ明日、関西での中学入試スタートです。6年生の保護者の皆さん、塾の送迎は本当に大変でしたよね。最後の大きな送迎です。とびきりの笑顔で送り出してあげて下さい。保護者が不安そうな顔をしていたらダメですよ!終わったら、「どうだった?」じゃなくて「疲れたでしょ!頑張ったね!!」ですよ。2校目、3校目が待っていると思いますので、終わったことには触れずに放置。次の試験に向けて気持ちの切り替えに徹して下さい。健闘を祈ります!!

今日のひとこと:送迎をするなら話をするチャンス