リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【中学受験】一週間のスケジュールを立ててみよう

宿題の量

 塾に行きだすと、まずはだされる宿題の量に驚きます。「先生、算数だけじゃなくて社会も理科も宿題でるんですけど知ってますか。」と言いたいくらい。もちろん、先生はそんなこと承知の上で宿題をだします。すらすらと全部できるとは思っていないはずなので、こなせなくても心配しなくて大丈夫です。特に最初は、塾に行くというリズムを作るのが大事なので、「宿題ができていないから塾に行きたくない。」とうことにならないように、先生と密に連絡をとってください。だされる宿題は、連絡帳やプリントを確認しておきましょう。子どもの口から知らされる宿題は結構いい加減で、過少申告の傾向があります。そして、「やった?」と子どもに口で確認するだけではなく、自分の目で確かめて下さい。「やった。」はずのものが手つかずなことが往々にしてありますので。

一日のスケジュール

 朝はできれば7時に起きたいところですが、夜寝るのが遅くなるため7時半くらいになるかもしれません。朝起きてすることは、漢字と計算。各5~10分。夜は学校の宿題に手が回らないので、こちらも朝起きてからやる、その時間10分。朝ご飯を食べて身支度をして家を飛び出すのが8時15分。ギリギリセーフ!というのがムスメとムスコのパターンでした。6年生になるとお友達と一緒の時間には出られずで、集団登校なら毎日脱落ですね。

 学校から帰宅するのは16時過ぎ。運動会の練習や発表会があると17時近いこともあります。おやつを食べて17時に家を出る。塾の授業開始が17時15分で終了は20時40分。帰りが遅くなるので、その後に続く演習講座は受講しませんでした。21時に帰宅してお風呂。23時に就寝するまで、約1時間は塾の宿題です。

一週間のスケジュール

 一週間はこんな感じで進んでいきます。

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 意外と空き時間はあるものです。宿題をしている時間と食事時間を含めた自由時間が半々くらい。塾がない日にお友達と遊ぶのは自由としていました。息が詰まりますからね。秋以降、子どもが本気になってくると、お友達と遊ぶ時間は自然となくなります。一週間のスケジュールは、子どもと一緒に考えて紙に書いて貼っておくと、いつ何をしなければならないかが目に見えるので、何となく時間が過ぎてしまうことが防げます。どの教科の宿題を何曜日にするかまで決めておいた方がいいです。強制するのではなく、是非一緒にスケジュールを立てて下さい。スケジュール通りにできないようであれば、これまた一緒に修正です。睡眠時間は8時間確保が目標です。

今日のひとこと:タイムスケジュールは子どもと一緒に考える