【大学受験】センター試験の結果が自分の全てではない
英語リスニングに登場した変なキャラクター
センター試験の問題は新聞にも載っているので、結構目にした人が多いのではないでしょうか。なんじゃ、そのキャラ。試験受けていたら吹き出しそうです。英語リスニングの最初の問題。インパクトのあるキャラクターのアイデアが欲しいとの会話で、「空飛ぶ野菜」に決まりました。で、どんなキャラクターか選ぶというもの。問題としては分かりやすいし悪くないと思うのですが、絵を見てびっくり。インパクトありすぎ。偉い大学教授の先生方が集まって、真面目にこんなキャラクターを描いている姿を想像すると笑えます。この絵でみんなリラックスして受験できていたらいいですね。
国語では、沼野充義『翻訳をめぐる七つの非実践的な断章』が出題されました。問題はどうでもいいのですが、このなかに、「私はあなたを愛する。」が「月がきれいですね。」に化けるというくだりがありました。このくらいはみんな知っているものなのでしょうか。夏目漱石が英語教師をしていた頃に、”I love you”を「我君を愛す。」と訳した生徒に、「日本人はそんなことは言わない。月が綺麗ですね、とでもしておきなさい。」と言ったらしいというところから、婉曲的な告白フレーズとして使われます。ムスメに聞いたところ、知っていました。で、なんという答えが定番かというと、「死んでもいいわ。」です。これは二葉亭四迷がロシア文学を翻訳した際に使った言葉です。実際に使っている人がいるかどうかは分かりませんけど、教養として知っていると面白いことはたくさんあります。
一日ゆっくり頭を冷やす
さて、そろそろセンター試験2日目の解答速報が書く予備校から発表される時間です。さっさと答えを見ても構いませんが、現役生の皆さんは明日学校で自己採点になるのではないかと思います。今晩は頭を空っぽにして脳に休養を与えてあげて下さい。自己採点をする明日も、二次の出願校を検討する程度で、何か問題を解くとか勉強をする必要はありません。丸一日完全にオフにして、一度リセットすることをお勧めします。ムスメも昨年、センター試験の自己採点後は一日何もせずに過ごしました。明後日からは、ギアチェンジしてこれまで以上に集中して二次対策を進めていかないといけませんからね。ずっとトップスピードで走り続けることは無理です。最高のパフォーマンスを出すためにも、休息を。
思うように点数がとれなかった受験生へ
自己ベスト更新、想定通りのできだった人はその調子で！ちょっと足りなかった人も挽回の余地はあります。問題は、予想外に出遅れてしまった人。学校で自己採点していると、泣き出す人がでてきます。そうですよね、全員自分の力が出し切れるとは限りません。力が出せなかった人は、泣きたいだけ泣いたらいいです。涙が出なくなったら、新たな一歩を歩み始めましょう。センター試験だけが人生の全てではありません。調べたことがない大学にも、自分の能力が伸ばせるところがあります。知らなかった世界が待ち受けています。センター試験の結果だけでチャンスを失うようなことにはならないで下さい。前を向いて歩いている人には必ず道は開けます。
