リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【中学受験】塾にとって都合のいいお客様にならない

入室テストの季節

 塾の新年度は2月から始まるため、入室テストの広告が増えてきました。意外と難しい入室テストについてはこちらの記事を参照下さい。 

gajumarun.hatenablog.com

  検討中の塾がお試し入室を実施していれば、行ってみましょう。浜学園四谷大塚では1週間、希学園では2週間の無料体験入塾を実施しています。教室の雰囲気、授業の進め方、先生や事務員さんの生徒への接し方は体験してみないとわかりません。受付におられる事務員さんが生徒の顔と名前を一人ずつ覚えていて、声をかけてくれるところは間違いなく面倒見がいいです。塾を卒園して6年も経つムスメが先日お世話になった塾に顔を出したところ、事務員さんも顔を覚えてくれていたそうです。そのくらい生徒に愛情を注いでくれているところは、先生と生徒の距離が近く、精神面でも支えてもらえることが期待できます。

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あえてツートップに入らない選択

 関西で高いシェアを占める浜学園希学園は、灘中学校をはじめとする最難関校の志望者が多いため、授業はより深く早く進みます。希学園は特に算数で無駄のない授業をすると評判です。上位校を狙うのであれば、受験に必要な知識を与え、演習を淡々とこなしていくカリキュラムが組まれた大手の塾に行くことを勧めますが、そうではない場合は他にも選択肢があることを知ってください。

 合格実績を作るために、塾はトップ層の生徒に手をかけます。こちらが望まなくても、弱点補強のプリントをくれたり、より難しい問題の解法を教えてくれたりします。その結果、好奇心が強くやる気のある子どもはどんどん伸びていきます。一方で、理解力が不足している子どもは、消化不良を起こす危険性があります。大手の塾の下位クラスに入れてもらうほかに、少しレベルを下げた塾の上位クラスに入るという選択もあります。その塾の「一流」と言われる先生は上位クラスを通常受け持つので、塾のレベルを下げても上位クラスにいる方がいい場合もあります。それは、やはり自分の目で確かめてみないとわかりません。

塾を使いこなす

 トップ層にいる生徒の保護者は教育熱心なので、積極的に塾の先生と話をしています。面談でもないときに塾の先生に電話をしたり、お迎え時に先生を捕まえて話をしたりすることがありますか?苦手な教科の先生を捕まえて話をしましょう。苦手な分野がある、字が汚い、計算ミスをする、宿題に時間がかかりすぎる、そういうことは相談しておいた方がいいです。気にかけてくれて、先生が子どもに声をかけてくれるようになります。宿題の量が多すぎてこなしきれないときも、相談するといいです。最低限しなければならないことを教えてくれます。一番よくできる子どもを基準に授業や宿題が決められているので、完璧にこなすのは無理ですから。

 黙っていたら、塾代を払うだけの都合のいいお客さんになってしまいますよ。最難関校の合格実績に貢献しようとしまいと同額の塾代を払っているのです。先生は使いこなしましょう。

今日のひとこと:保護者からのアプローチで先生を味方につける