【中学受験】現役京大生が小学生に伝えたい数字へのこだわり
解放感に満ちた夜
2日間に及ぶゼミが終わり、着々と成果をだしている学生も思うほど進捗がない学生も、はっちゃけた夜を過ごしました。昨日は7時間ぶっ続けで議論が繰り広げられ、時々沸騰する教授に釣られてみんな頭が飽和状態になりました。こうやって、頭に負荷をかけて行きついたところでポッとアイデアが浮かんでくるんですね。不思議なものです。自ら極度に追い詰めたあとの忘年会はテンションが高く、猛アタックするもはかなく散りそうな男子留学生の恋バナを酒の肴に、外野は好き勝手なことを言いながらワインのボトルを何本も空けたのでした。
数字に親しむ
小さい頃にやってきたことを学生たちがベラベラしゃべっていたので忘れないうちに。算数脳を作る秘訣は慣れです。
・九九で終わりではなく、11×11、12×12…20×20までは暗記する。
・一桁の数字×円周率3.14は覚えてしまう。
・2と5と10は計算が簡単なので、これらの数字をどうやって作るかに知恵を絞る。
・数字は単位までセットで考える。
いいこと言っていますね。10を作る練習、私は電車に乗るといつもやっています。子どもたちと一緒のときは、誰が一番早く作れるか競争です。
7856 → 7-8+5+6=10
5318 → (5-3) ×1+8=10
昨晩乗った電車の車両番号は簡単でしたね。加減乗除を総動員して、順番も自由で10を作ります。意外と10が作れる4桁の数字は多くて、頭の体操になりますよ。単位まで一緒に数字をイメージするのもいいですね。単位がつくと頭の中で絵が浮かびますから。
先日「空間把握能力はブロックで養う」という記事を書きました。これにはみんな大賛成でした。ただ、レゴブロック派が圧倒的に多くて、ダイヤブロック派の私は敗北です。
球技に親しむ
球技は大きくなってからやろうと思っても、どうやってボールを操るのかがわからないらしいです。バスケット、バレーボール、野球、卓球と球が小さくなるにつれてどんどん球の扱い方の難易度があがるとのこと。球技に親しんできた人たちは、球技以外のスポーツをやってもたいてい器用にこなしますが、水泳や陸上をやっている人たちは、球技が苦手だったりするようです。そう言われてしまうと、子どもが喜んで行っている野球やサッカーの面倒なお当番も仕方ないかと諦めがつきそう。球技はチームで行うスポーツなので、今話題のコミュニケーション能力がつくからやっておくべきだという声もありました。