【介護】想像以上に時間をとられる相続手続き
四十九日までは偲ぶ時間
母が亡くなって3ヶ月が経ちました。近い肉親を亡くした人たちは、深い悲しみのなかにいて、なかなか立ち直れなくて日常生活に支障が出ることがあるようです。知人にも、ぼんやりしてしまって気力がまったく湧いてこない人や、寝込んでしまった人がいました。四十九日や百か日の区切りがあって少しずつ気持ちの整理がついてくるのだと思います。
そんな人たちがいるというのに、私は全然平気で。気が張っているうちは大丈夫だけど、糸が切れたら落ち込む可能性があるから気をつけなさいよ、と何人にも言われたのですが。どうも何も起こらないようです。できることは全てしたので、悲しみよりもやり切った感の方が強いように思います。やっぱり、生きているうちの親孝行ですよ。時々顔をだして話をしたり、相談ごとに対応したりするだけでも違うはず。その場はイライラしても後に心穏やかな心境に至ります。親でも子でも、近い関係だと腹が立つこと多いですよね。そんなもんです。
先日、納骨と処分に困ったお人形さんの供養が無事に終わりました。
役所の手続きの次は銀行
銀行の手続きはまだ手付かずです。早くお金を引き出しておかないと口座が凍結されると言いますが、名義人が亡くなったと申告しなければ凍結されることはありません。しばらく引き落としや振り込みがあるので、放置して後回しにするのが正解です。まずは銀行口座から引き落とされているものの確認からですね。光熱費、管理費、カード利用料、各種保険料なんかが引き落とされているかと思います。それを、いちいち確認して止めていかないといけないんです。これがとんでもなくめんどくさい。同居親族なら電話1本で済むところが、別居だと書類を送ってもらって廃止しなければいけないケース多々ありです。
全部の引き落とし分の停止手続きが終わったら、医師の死亡診断書と戸籍謄本を揃えて銀行へ。死亡診断書がいると言われることがあります。相続人の一人からの請求で、全額引き出すのであれば、遺産分割協議書と印鑑証明書、委任状も必要となってきます。そろそろ引き落としがなくなるので、準備しないといけない。う~ん、めんどくさい!
死亡保険金の請求
生命保険に加入していたら、死亡保険金を請求できます。こちらは、「他の相続人の方と話し合いは済んでいますか?」と聞かれるものの、遺産分割協議書なしで相続人の一人からの請求で処理してもらえました。高額なら無理っぽかったのですが、いくらまでなら大丈夫なのでしょうね。
続いて株。私も口座を持っている証券会社にある株は、戸籍謄本だけで移管してもらえました。これも、「他の相続人の方と話し合いは済んでいますか?」と聞かれたくらいです。私が口座をもっていない証券会社の株は、放置。常識的に考えて、口座を開設しないと移してもらえなさそうなので。マイナーな証券会社で近隣にはないため、気合いがいります。
そして骨董品っぽいもの。査定してもらったところ、お宝はゼロでした。桐の箱に入った焼き物たちは、せいぜい1000円程度です。祖父が「これは価値がある」と言っていたものも。作家さん、有名になりきれなかったということですね。トホホ。