【京大理系研究室】オフの過ごし方が成長の鍵を握る
私立中高生の長期休暇
私立中学、高校の長期休暇ははっきり言って長いです。クラブ活動がしっかりしているところは夏休みや春休み中も毎日部活があるようですが、主流ではありません。しかも進学校の部活は緩いので結構気軽に休めます。毎日ちゃんと練習しているのは、水泳部、野球部、サッカー部、吹奏楽部くらいでしょうか。夏は7月上旬からテスト期間に入り、7月15日頃からは短縮授業。7月21日から8月31日まできっちり6週間の夏休みがあります。春も今週半ばから学年末テストが始まって、試験休みと短縮授業を挟んで23日から春休みです。採点して成績を出したり、授業計画を立てたり、入試分析をしたりと、先生たちが遊んでいるわけじゃないことはわかるんですけど、授業料返せと思うくらい休みやら短縮授業が多いです。この期間に何をするかで大きく差がつきそうですよね。夏休み明けの文化祭で級友たちの立派な自由研究の成果を見ると、ウチの子何もしてない、、と焦ります。中学3年間をボーっと過ごしたムスコのオフは、それはそれで意義のあったことだと信じたい今日この頃。
大学生の長期休暇
長いはずの中高生の長期休暇は、大学生の長期休暇と比べると短いというのが面白いところです。夏休みは8月上旬から9月末まで。春休みは2月上旬から4月上旬までです。10日間の冬休みもいれると大学生の長期休暇は4ヶ月を超えます。とはいえ、これは研究室に配属される3回生までの話ですけど。4回生以上は、基本夏休み2週間、冬休み1週間、春休み2週間程度で、申告があればもっと休むことも可能といった運用です。3回生までの長期休暇をどう過ごすかは、中高生以上に自由です。クラブ活動、ボランティア、アルバイト、勉学、運転免許取得、選択肢はいくらでも。ここで人間の幅が広がるのかもしれません。
留学という選択
ムスメは春休み中に中国の大学へ短期留学するという選択をしました。「留学するのは自由だけど、お金はださないよ。」と入学当初から言ってあります。「中国に行ってみるわー」と大学が募集していたプログラムに応募して、通りました。日本学生支援機構の給付型奨学金が使えるプログラムで、自分でさっさと申請して自己負担1万円の留学です。お金がないならないで、何とかならないか模索します。後期試験が終わった2月上旬から学内で3週間ほど中国語の特訓を受けて2日前に旅立ちました。
お金と手をかければいい教育、いい経験ができるかもしれません。一方で、与えすぎないことが自立を促し、劇的な成長を生むことも事実です。欲しいものは全て買い与えられ。幼い頃から習い事で一週間フルに埋まっていて、お受験が終わっても塾通い、ではおなかいっぱいになりそうじゃないですか。ちょっと足りないくらいの子育てはこっちも楽なのでお勧めです。