リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【大学受験】高校生と大学生の大型連休

連休初日のいつもと変わらぬ土曜日

 私立高校は土曜日授業をしているところが多く、ムスコの高校は昨日も授業と部活がありました。そして午後からは保護者会もあり、普通の土曜日です。ムスコが受験する次年度からの大学入試制度変更の話に時間が割かれ、結構皆さんメモをとっておられました。センター試験に代わる大学入学共通テストでは筆記試験が加わるとはいえ、答え方がちょっと異なるだけで、求められる学力は一緒ですよ。心配することはないと私は思っています。そして、学校は「受験は団体戦です。新しい情報が入ったら随時皆さんにお伝えします。私たちを信じてついてきてください。」と心強いことを言っていました。そういうところが私学の魅力です。

研修旅行という名の贅沢旅行

 連休中は遠出の予定はないのですが、ムスコは6月に羨ましい旅行が待っています。最近は公立高校でも海外に修学旅行にでかけるところがあるなか、ムスコの通う高校では例年通り北海道に行くことが決まっています。5泊6日、知床やら阿寒湖、摩周湖を訪れ、オホーツク海クルーズまでついて、13.5万円です。泊まるホテルも結構立派で、なんとも贅沢な旅行です。大自然を体験するのが研修なのでしょうね。もう一つ研修っぽいのは、自分たちで行き先を決める一日完全自由行動があるというところ。札幌・小樽付近で、食い倒れツアーが計画されるのでしょう。いやはや、私が行きたいですわ。

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 自由行動の日に使う交通費、入場料、昼食と夕食代、お土産代として、常識の範囲内のお小遣いを持っていくことになります。その金額を、保護者の総意で決めましょうということで昨日話し合いがありました。話し合いというよりは、先生が提示した額を拍手で決めるという感じだったのですが。その結果は、2~3万円!高くないですか?私の感覚がずれているのか、単に私学のご家庭が裕福なだけなのか。高校生、3万円持たせたら綺麗に使ってきますよ。

 ちなみにムスメが通っていた学校では、4泊5日の日程で、鹿児島で農業や漁業体験をしています。まだこっちの方が研修旅行っぽいですね。でも、農家に泊めてもらうホームステイ型宿泊だったにも関わらず費用は9万円で、贅沢な旅行だと思ったのを思い出しました。

連休ではない大学生

 さて、我が家の大学生。4/30と5/2は授業があります。成田から海外に飛び立った人は昨日だけで6万人、関空からは4.3万人とニュースで流れている中で、授業にでるのは何だかやる気が失せますね。ちなみに、大学としては休みです。でも、講義を行う教員は当然出勤なわけで、教務掛も開いています。講義があるのであれば、生協や学食は営業せざるを得ずという感じで、休みだけど休みじゃない中途半端な運用となっています。

 ムスコの高校は、例年より3日も休みが多いということで、授業数の確保のために夏休みが短くなっていました。夏休みが短くなるのは保護者としては歓迎です。

今日のひとこと:連休は普段できないことを