リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【大学受験】自分のペースを乱さず試験を受ける心構え

困ったときは試験監督に申し出る

 明日から大学一般入試が始まります。受験生にとって、これまでの人生の中で一番の大勝負です。気持ちよく受験に臨んでもらいたいと思います。部屋が多少寒くても大丈夫なように、重ね着ができる服装をしていますよね。逆に部屋が暑かったら、服では調節できません。その場合は、空調の調節ができないかお願いしてみましょう。隣の人が貧乏ゆすりをするとか、咳き込むから集中できないという場合。これも相談してみましょう。注意してもらって貧乏ゆすりがおさまるかもしれませんし、席に余裕があれば移動させてもらえる可能性があります。風邪の受験生は別室に移動になるかもしれませんしね。前に座っている人が臭いという理由で、席の移動が認められた話を聞いたことがあります。言うのはタダ。困ったときには申し出ましょう。

 普段使っている愛着ある置時計を持ち込んだN君。そこに〇〇記念という文字が入っていたがために、時計にガムテープを貼られて、時計の意味がなくなってしまった苦い思い出があるそうです。文字が入った文房具、時計は持ち込み不可ですよ京都大学では、時計の持ち込みが禁止となりました。教室の時計が見えにくかったら、遠慮なく試験監督に時間を聞きましょう。

周りの話は無視

 進学校の生徒は集団で制服を着てくるので、威圧感たっぷり。そして、休憩時間はつるんでいます。彼らのペースに巻き込まれないように、音楽でも聴きながらシャットアウトです。関西圏以外から関西の大学を受験する場合は、試験監督の関西弁にも注意です。注意事項を読み上げるときでもイントネーションが違います。自分の言葉で話すときには、関西弁が濃く出る人もいます。これがまた、威圧感あるみたいなんですよね。何の悪気もありません、私たちの通常運転ですので。そんな人種なんだと思って、観察してみることに徹してください。ほら、緊張がなくなるでしょ。

大混雑のバスでストレスをためない

 ホテルから貸し切りバスで送ってもらえるところはいいですけど、大半の人は電車とバスを使っての移動かと思います。京都大学の受験生はバスを使う人が多いため、とんでもなく混雑します。バスのダイヤが乱れて遅れることがありますので、朝は時間に余裕をもって行動しましょう。試験監督をする方はもっと早く到着していることを思うと、受験生の朝早いはたいしたことないです。朝は早く出発するとして。試験終了後は大混雑です。バスで移動するのであれば、ひとつ前のバス停まで歩いて行って乗るのがお勧めです。ムスメはバスを使わずに徒歩+電車で移動していました。最寄りの駅まで歩けないか、調べてみましょう。バスを待っている間に寒くて風邪をひく、満員のバスに乗って体調を崩すなんてことは避けられるものなら避けたいですね。

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今日のひとこと:遠慮はするだけ損