リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【中学受験】関西圏は出願開始です

大学入学センター試験と同日程の中学入試

 関西圏の中学入試は、大学入学センター試験と同日程でおこなわれています。一部の前受け試験がある学校を除き、来年は1月18日(土)が初日となります。ほぼ18日、19日、20日の3日間で勝負は終わり。

 同じ学校で、複数回入試があるパターンが結構あるので、どの日程で受けるか悩みますよね。第一志望、第二志望を初日午前と2日目午前にもってきて、3日目か初日午後に滑り止めを組み込むのが通常コース。せっかく頑張ってきたのだから、チャレンジ校をいれるものありです。調子が良かったり、入試問題との相性がよければ受かるかもしれませんからね。安全路線でいきたければ、滑り止めを初日か2日目の午前中にいれるプランになろうかと思います。

午後入試の乗り切り方

 最近は、関西でも午後入試が定着してきて、午前中の試験が終わったらすぐに移動して別の中学校で受験することが珍しくなくなりました。子どもも大変ですが、自宅に帰るには微妙な空き時間となるため、学校で待つことになる保護者も大変です。おじいちゃんおばあちゃんが元気で手伝ってくれるようであれば、この日くらいは甘えてバトンタッチしてもいいかもしれません。

 入試日の集合は、とっても早いです。塾によっては激励会があるので、学校が指定する集合時刻よりも早くいかなければなりません。朝7時半集合とか。昔を思い出してみると。「なんでこんなに早く行かないとあかんの~(涙)」と思いつつ6時過ぎの電車に乗ったら、私立小学校に通う6~7歳くらいの子が一人で電車に乗っていて、逆にこっちが励まされました。入試ウィークくらいは頑張りましょう。

 朝早く起きて、頭もフル回転するわけですから、午後からの入試は疲れます。そして次の日も朝から受験が待っています。初日の午後入試は、できれば2教科で受けたいところ。2日目の午後になると、もう頭の中は飽和です。空けておいた方が無難です。3日目に受験する人は特に。午後入試は、受けるにしても一つに絞るのがいいのではないかと思います。ムスメとムスコのときは、午後入試は出願しませんでした。3日間、朝だけ頑張る方針で通しました。精神的、体力的に乗り越えられるかどうかは保護者が判断してあげてください。

出願はwebで

 web出願が主流になってきた感じです。入試日程を選択して、受験生の名前と住所を入力して、決済方法を選べば終了。なんともお手軽な。その場で受験番号がわかって、受験票も自宅でプリントアウトです。ネットショッピングと違うのは、クレジット決済でも手数料がかかるということでしょうか。学校が手数料を払うなんてことはしてくれないんですね。出願した知人が、クレジットカードの決済手数料が770円もかかったと言っていました。ちょっと調べたところ、多くの学校で受験料とは別に500円~1000円決済手数料を払うみたいです。殿様商売で、お客さんには全然優しくないシステムです。

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 パソコンが家にない家庭は受験できないのかという不安。その場合は、学校に出向けば学校のパソコンを貸してくれます。パソコン作業に慣れていない人は。説明を見ながら、格闘するしかないですね。そんなこともありますので、不安な人は入試説明会には足を運んでください。手順をとっても詳しく教えてもらえますから。

今日のひとこと:一つは合格がもらえるプランを考える