【中学受験】自己主張が激しい奇数のへぇ!な話
奇数は縁起がいい?
昨日の「数字は何かの倍数になっていないかを最初に考える」には多くの方がブックマークをつけて下さいました。ありがとうございます。普段はこのブログの読者数200程度のアクセスなんです。それが、ブックマークがつくと一気に1日で15,000アクセスになります。前回の「文章はどれだけ簡単にできるかが勝負」のときもそうでした。面白いですね。
さて、本日の話題は奇数。ご祝儀は奇数が良いのでしょうか。偶数は「割れる」を想像させるからダメと祖母に言われた記憶があります。お祝いに2万円包むときは、1万円+五千円×2枚と教わりました。中国の陰陽思想に基づいて、奇数は陽の数字、偶数は陰の数字とされるから、奇数は縁起がいいという話もあります。実際のところ、中国では偶数が好まれるみたいですけどね。中国ではお祝いは偶数だそうです。日本では奇数の方が好まれる傾向があります。
奇数は英語でodd numberと言い、「普通ではない奇妙な数」を意味します。しかも、strangeと比較すると、「異常な」というニュアンスの強いネガティブな言葉。それを奇数に使っているとことがまず面白いです。oddには、偏ったとかペアになっていないという意味もあり、この辺であれば納得ですね。左右で違う靴下はodd socksと表現します。ちなみに偶数はeven number、「公平な数」。自己主張激しい奇数と比べるとなんと穏やかな。
日本人の奇数好き
日本人の奇数好きはカレンダーによく表れています。今月は11日に建国記念の日がありました。今日13日は私の誕生日です。(どうでもいいですね。)祝日を見ていくと、奇数が多いですよね。元日、憲法記念日、こどもの日、文化の日、勤労感謝の日。祝日ではなくても、3月3日の桃の節句、7月7日の七夕、11月15日の七五三と奇数だらけです。
カレンダーをちょっと離れてみても、お七夜をとりおこなったり、七草がゆを食べたり、虹は七色だったり。仏教の世界では、初七日、3回忌、7回忌、13回忌ですよね。お線香は1本か3本。そういえば三重塔や五重塔も奇数です。四重塔は聞いたことがありません。
カレンダーに隠された秘密
うるう年でない場合、1年は365日、奇数です。1週間の7日で割ると、52週と1日。つまり、お正月と大晦日は同じ曜日です。ついでに1年のど真ん中の日も同じ曜日です。前からでも後ろからでも26週と1日。今年は火曜日から1年が始まったので、大晦日は火曜日です。1年の折り返し日は、7月2日で、これも火曜日。新年のカレンダーを見ただけで、今年のクリスマスイブは火曜日だなとか、夏休み7/21は日曜日から始まる(21-2で、曜日を2日分前にずらす)ということがわかるわけです。
他にもカレンダーには秘密が隠されています。3月と11月は曜日が全く同じです。間隔が全て63日(9週間)となる、4月4日、6月6日、8月8日、10月10日、12月12日は同じ曜日になります。今年は全て木曜日。ね、カレンダー面白いでしょ?子どもがこれを知っていたらヒーロー、ヒロインですよ。その前に、お父さんお母さん叔父さん叔母さんが身近にいる子どもたちに披露して、「すごい!!」と尊敬されてください。