リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【京大理系研究室】持ち寄り新年会で覚える名酒の味

全国から集まる構成メンバー

 忘年会から2週間も経たないうちに新年会開催の運びとなりました。毎年恒例の研究室行事です。お正月は実家に戻ったり、家族と旅行に出かけたりしてメンバーは鋭気を蓄えて戻ってきます。地元や旅先の美味しいものを持って帰ってくるのがミッションです。今年度在籍しているメンバーの地元は、北は北海道から南は奄美大島まで。外国勢は、エジプト、トルコ、中国。なかなかバラエティーに富んでいます。各地から持ち帰った自慢の品をプレゼンしてみんなに食してもらい、ささやかな異文化交流を楽しんでいます。今年、美味しかったのは崎陽軒のシュウマイ。昔横浜に住んでいた身としては、なんだか懐かしかったです。

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大量のお酒

 イベント係は特に何も指定せずに「お土産持って帰って来いよ!」と伝令を出し、新年会当日に並べてみたらお酒ばっかり、となるのが常。毎年メンバーの入れ替わりがあるのに、地元の美味しいものとしてこれだけ日本酒が並ぶというのは、日本の名産品はお酒中心に回っているということなのでしょうね。最初のうちは利き酒という感じで上品に味わって飲んでいるものの、30分もしたらただの飲んべえの集団と化します。実験をしながら待ち時間に参加するしらふの学生もいるし、「コップと瓶ではどちらが匂いの伝達が速いか」という教授の講義も始まるしで、カオスです。

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お酒にまつわる失敗談

  自分のキャパを知らない若者たちがえらいことになるのを何度目にしたことか。救急車のお世話にならない程度にセーブできているのかできていないのか、微妙なところです。

・大雪が降った夜に、なぜか研究室を飛び出し雪のベッドで寝たN君。凍え死ななくてよかった。

四条通りで目覚めたというS君。

・気がついたら車止めを枕にして寝ていたというM君。

・はしゃいで教授の頭をたたくMちゃん。当然記憶もない。

・歯がなくなったK君。

・壁があると登り出すR君。だいたい手は傷だらけ。

・自分の眼鏡をお尻で潰したA君。

・お誕生日にもらった花を店に置き忘れるMちゃん。

・ゴミ用の台車で運ばれるM君。

 便器と超仲良しになった学生は数知れず。携帯をなくした人も一人や二人では済まず。こうやって成長していくと信じたい今日この頃。

 今年のお酒一番人気は、山口県出身学生が持ち帰った獺祭でした。

今日のひとこと:社会人になってからは失敗しないように経験を積ませます!?