【介護】話し相手になるのが親孝行
放置されたままの土地
祖父母が住んでいた土地が放置されているのを知って3ヶ月。母が亡くなって半年ほど経った頃に、伯母に「まだ何もしとらんのよ。」と知らされました。えっと母が亡くなったということは、ワタシ相続人じゃん。何やら面倒そうで放置してある模様。まずですね、母は4人姉妹のはず。なのに、祖父母の戸籍には5人子どもが載っているのです。これは、母の相続手続きをするのに戸籍を取り寄せて知った事実。誰、この人。
事情あって遠縁の親戚を祖父母が実子として戸籍にいれちゃったんですって。すぐに養子にでているんですけど、実子と記載されている以上はこの人も相続人。母の妹と6か月違いで戸籍に載っているんですよ。6か月で赤ちゃんが生まれるかいな。ほんと、いい加減な時代だったんですね。
戸籍上は叔母であるMさんと連絡とらなければならないものの、祖母が他界した13年前から誰も連絡をとっていない模様。でもその時の住所から何か情報が得られるかもとGoogleマップに住所入れてみたら、表札が見えました。Googleさん、ありがとう。まだ住んでることが家にいながらわかったよ。せっせとお手紙を書いて、返事を待つこと1週間。返事がきました。あ~よかった。
初対面の相続人
年末に会う約束をして、訪問してきました。お一人で住んでいて、やや警戒心をもっておられる様子。そりゃそうですよね、「あなたは相続人です。」といきなり連絡してきた人を招くのですから。遠縁の親戚なので、赤の他人というわけではなく、祖母が他界してから今までの話をするうちに警戒心が解けてきました。私の母の話になると「昔、一緒に遊んだ。とても優しい人だった。亡くなる前に会いたかった。」と。えっ、、、、衝撃の事実。
世間話をするうちに、養子に出てからは苦労が多い人生だったことをポツポツと語り始め、心の中に封じてきたものを吐き出すように言葉があふれてきました。私、聞き上手?一人は寂しいから、お正月なんかなければいいのにって。Mさんは息子さんと娘さんがいるんですよ。なのに一人って寂しくないですか。話を聞くこと5時間!!最後には表情も足取りも軽くなって、「今度はご飯作っておくからまた来て。」と。何かプレゼントしたいと言って、コレクションのなかから器をくれました。初対面ですよ、私。
時々話し相手になろう
気持ちが嬉しくてもらって帰りましたが。これ、危険じゃないですか?K生命の不正販売とか、訪問販売とか、自分の話を聞いてくれる人が販売員くらいしかいなかったら、内容がよくわからないまま契約してしまうことが起きます。5時間はまぁ長かったですけど、たったの一日話を聞くだけでプレゼントしたくなる気持ちにさせてしまうのですから。
年末年始、帰省される人も多いことでしょう。ご両親がいらっしゃるのであれば、耳を傾けてください。同じことを話したり、口うるさかったりで、なかなか素直に話を聞けないのはみんな一緒です。それでも、話を聞くだけで余計な心配事が減る可能性が高いです。おかしなことに気付くこともあります。腹が立つ時は、仕事と思って怒りスイッチのリミッターをあげてください。
戸籍上だけの叔母の協力は得られることになったので、相続登記の問題はクリアできそう。祖父母の土地が面倒なのはまだまだ、、続く。笑