リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【中学受験】体育祭でのお祭り騒ぎも重要

体育祭も見学可能

 文化祭だけでなく、体育祭にも潜入可能です。いや、正式に見学できます。体育祭は平日開催のところもあるので、行きにくい面もありますけど、ちょっと覗いてみるとどれだけ行事に力を入れているかがわかりますよ。多くの学校では、行事は全力で取り組み、行事が終われば勉強へと切り替えを促す仕組みになっています。ダラダラと勉強をさせるのは効率が悪いと考えていて、行事を大切にしていることは学校に入ってからも説明があります。生徒によってスイッチが入るタイミングが違うので、いくつか行事があって加速を促していくらしいです。賛成ですね。

ムスメの学校のケース(共学校)

 体育祭にかなり力を入れている学校です。中高一貫の学校ですが、高校からの入学者も半数いて、中学生600人、高校生1500人と大所帯のため、学校のグラウンドではなく広いグラウンドを借りて開催されます。高校にはスポーツ推薦のクラスもあり、普通の進学校とは少し違った体育祭を見ることができます。

 9月3週目に開催されるので、練習時間は短めなのですが、連日遅くまで残って完成させる応援団の演技と有志が作製する看板が素晴らしいです。応援団には女子生徒も入るので、華やかです。応援団に入ったムスメは、連日夜10時頃に帰ってくる日々で、体力もつのかなと心配しましたが、それ以上に楽しくて達成感があったようです。

 リレーはスポーツクラスがぶっちぎり。数年前には桐生祥秀さんが在籍していて、他を寄せ付けない走りを見ることができました。学校の外に出ると超有名人ですけど、他の生徒と一緒にグラウンド整備している姿は高校生だなと。全国大会にもでる体操部のビッグな演技は一見の価値があります。

 全員出場の100m走は、グラウンドを対角線に交互に走っていくシステムで、すごい人数をこなすにもかかわらずあまりにもテンポよく進むので、ちょっと感動です。先生方もリレーに参加したり、生徒たちに担がれたりと一緒に盛り上がるのが好印象でした。

ムスコの学校のケース(男子校)

 ムスコの学校は、中高あわせて1,200名ほど。学校のグラウンドで開催されます。本日開催で、高校2年生は準備のため朝早く出かけていきました。6時に家を出るムスコにお弁当を持たせるのはハードル高し。普段と1時間違うと大変ですね。文化祭が10日前に終わったばかりで、早くも体育祭というのが特徴的な学校で。この学校は9月のうちにさっさと行事を終わらせて、勉強モードに追い立てるみたいです。

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 男ばっかりの体育祭ってのも、迫力があって面白いですよ。ですが、一応進学校なので、運動が苦手な生徒もいるわけです。そういう生徒のために(?)、障害物競走とか樽転がしとかキャタピラーレースとか、運動能力をちょっとオブラートに包めそうな競技がたくさんあるのが興味深いところ。でも、親たちは純粋な走りが見たいわけで、クラス対抗リレーは非常に盛り上がります。

 ムスコは応援団に入ってエール交換に出場するというので、久しぶりに体育祭に出かけてきました。EXILE的な踊りが多くて、最近の応援団はこんなにクールでセクシー(使い方としては環境問題よりもこっちの方が適切な気がする。)になっちゃったのかとカルチャーショックを受けて帰ってきました。こちらの学校は、応援団に先生が入っていて、笑えました。

今日のひとこと:切り替えが大事