リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【大学受験】授業のオンライン提供に向けて少し動く

緊急事態宣言解除延期の公算大

 東京の一日の感染者数はなかなか100人を切りませんね。大多数の国民が自粛生活を頑張っているのにこれですから、新型コロナウイルスの感染力が強力だと改めて思うのであります。5/6の緊急事態宣言の全面解除は困難というニュースが流れてきました。少なくともこの先1年は、規制が緩くなったり厳しくなったりを繰り返して日常生活を取り戻していくことになるでしょうから、私は既に長期戦の覚悟ができております。重症患者数が平坦化されて、医療機関に過大な負担がかからないようみんなが気を付けるのみです。で、自分が重症患者にならないように、免疫力を高めることですね。

 どうやって免疫力を高めるのかは、専門家じゃないのでわかりません。が、少々の発熱は自分の体で闘わせる方針で子育てをしてきました。幼いころは、よく熱を出しますよね。39度の熱も3日間はアイスノンと水分補給で細心の注意を払って様子見です。容体が急変するとか、熱が39.5度を超えるとか、痙攣を起こすとか、病院に連れていこうと基準は設けていたんですよ。幸い、どうしてもっと早く連れてこなかったんだと怒られたことはありません。闘わずして薬で抑えたら、闘う力が奪われてしまうというのが持論です。外で遊んで、菌を体内に取り入れることで体が強くなっていると思うんです。生まれつき免疫力が弱い子どもを除いて、薬や除菌剤に頼り過ぎないことも大事かと。今はムスメ、ムスコともに滅多に熱をださないので、効果あったと思います。

公立学校のICT活用の現状

 熊本県がICT化が進んでいるんですって。それでも、朝の会をオンラインでおこなって生徒、児童の状況把握程度。授業を行う段階には至っていないようです。インターネットにつなげるのがスマホだけで、そのスマホをもって両親が仕事に行ってしまえば家庭には何もないというケースが少なからずあると。そういう家庭の子どもには登校してもらって、自宅にネット環境とハード面が揃っている家庭は家にいてもらうという、次善の策でスタートをしてみたらどうでしょうか。

オンライン授業は可能

 遅れているムスコの学校でも、ようやく準備を始めたと連絡がありました。GW明けまでにネット環境とタブレット等を用意してくださいと。Google classroomを使って双方向の授業を進めていくようです。授業の動画配信、課題の送受信、質問ルームが想定されています。ちょっとまだ全体像は見えませんが、使い勝手をまたレポートします。

 京都大学は、3つのシステムを使ってオンライン授業をおこなっています。履修登録や休講等の講義関係の連絡に使うKULASIS、資料の配布や課題の提出に使用するPandA、そして授業そのものはZoomでの配信です。Zoom講義のURLはKULASISでアナウンスされます。早くからオンライン化を進めていたところは、継ぎ足しのシステムになってしまって、ちょっとわかりにくいですね。使っているうちに慣れてくるので、とにかく始めてみることが重要かと。オンラインでの研修を受けた感想としては、結構集中できます。コミュニケーションが必要ない場合は、1人でオンライン授業を聞く方がいい可能性大です。

 私自身は、会議やラボのゼミでZoom活用中です。5月からは、最大4人が同時に家のパソコンを使って活動することになりそうです。デスクトップ1台、ノートパソコン3台、タブレット1台とハードは揃っています。が、我が家のインターネット、頑張れるのでしょうか。未知の領域に突入です。

今日のひとこと:新しいことはまず始めてみる