リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【介護】実家に住んで自分の気持ちを整理する

引っ越し段ボールには書いたもの以外はいれちゃいけない

住む人がいなくなった実家を処分する前に、自宅のリフォームをしようと思いついて2ヶ月。できれば消費税増税前にと、ものすごい推進力で物事を進めて参りました。何とか実家に引っ越しましたよ。全部片付いた、はずなのにカーテンが残っていたり洗面器が残っていたり、テレビの配線を抜いていなかったりと当日はバタバタでした。引っ越しってこんなにしんどいものなのですね。忘れていました。月末にもう一回引っ越しするのかと思うとゲッソリです。

f:id:gajumarun:20190903141307j:plain

何を入れたか段ボールに書いていても、なぜか思ったところには入っていなくて、しばらく宝探しゲームをやることになりそうです。ちょっと隙間があるからとちょっとしたものを入れたのが敗因です。今日、おくやみごとが入ったのですが、香典袋が見つかりません。黒いストッキングも行方不明です。どっちも絶対あるのに買わないといけないもやもや感。そして、弔事用バッグにいたっては、リフォームで触らない自宅押入れの天袋に入ったままです。昨日からリフォーム工事が始まって、和室には現在入れないんですよね。取り出せず。不釣り合いなカジュアルバッグを持っていきましたとさ。いい歳して、カバンも持っていないんかいみたいな恰好でした。

自画自賛でエネルギー補充

思いがけず実家に住むことになり、いろんな思いがよみがえってきています。母が18年間パーキンソン病と闘っているうちに父は7年前にがんで他界。父の容体が悪化してきてからは、がん患者と要介護者を抱えて、しかもまだ子どもは小さいしと綱渡りでしたね。こんな思いをするために仕事を辞めて大阪に戻ったのかと自問自答しながらも、わりと自分のペースで働ける今の職場がありがたかったです。そんなことを振り返りつつ、1ヶ月かけて自分の心を整理していきます。ま、よく頑張ったと自分で褒めるだけですけどね。大人になると褒めてもらう機会が極端に減ります。それは自分で補充するといいですよ。

現在進行形で介護や育児に追われている人には最大限のエールを送ります。終わりが見えない介護もいつかは終わります。時間的にも肉体的にも極限状態の日々がありましたが、仕事は辞めなくてよかったと思っています。仕事よりも介護や育児の方が精神的にしんどいです。できれば仕事は続けて、精神的に逃げる場所を確保しておけるといいですね。こんなに頑張っているのに誰も褒めてくれないっていう人は、いつでも私が褒めてあげます(*^^)v 前を向いて歩きましょ。

実家は販売前に売れたような気がする

たった1ヶ月の仮住まいに引っ越しのご挨拶はいるだろうかと思いつつ。Amazonさんが引っ越しに間に合って届けてくれた高級ティッシュを持ってご近所さんにご挨拶に行きました。「1ヶ月だけ住みます。来月には販売開始して、次の入居者さんを探します。長い間空き家状態でご迷惑をおかけしました。」という感じで。するとですね、お隣さんから物件を購入したいという申し出がありました。売り出す前に売れたということ?

こうなると高額な手数料を払って仲介業者に依頼する必要はないんじゃないかという気分になりますが。購入者の資金計画もあるでしょうし、何かトラブルがおこったときの保険ということで、仲介業者を通しての取引という形をとろうと思っています。売買が成立しなければ、次の買い手を探してもらわないといけませんし。何が転機となるかわからないものです。たかが挨拶、されど挨拶。ひと手間を省かなくてよかったです。

今日のひとこと:明日は明日の風が吹く