リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【兼業主婦】自分にとって快適な空間を手に入れたい

ぼんやりが形になる

 子どもが幼いころに移り住んだ家はだんだん年季が入ってきて、リフォームしたいなぁ、新しいおうちに引っ越したいなぁと思いだして3年くらい経つでしょうか。誰も住まなくなった実家を手放すことが現実化してきて、仮住まいに使える実家があるうちにリフォームしなきゃと突然スイッチが入りました。キッチンもお風呂もクロスも汚れが目立ってきて、ちょっと掃除したくらいじゃ原状回復は無理。フード型の換気扇の掃除はめんどくさいし、床も昨年の地震でへこんでいるところがある、なーんて気になりだしたら止まらなくなっちゃって、全部変えちゃおっとなりました。実家売却に向けての打ち合わせと並行して。とんでもなく忙しくて仕事している場合じゃない感じ。だけど、やりたいことだったらどんなに忙しくてもできちゃうみたいです。週末はショールームに通い、同僚や友達に話を聞いて、深夜までネットで情報収集して、こんなのにしたいというイメージができてきました。

ショールームはまるでテーマパーク

 TOTOPanasonicリクシル、クリナップと見てきて、よくリフォーム会社の広告に載っている7割引きみたいなものは型落ちだったり一番下のランクのものだったりすることがわかりました。それでも、新しくなるのは嬉しいですけどね。

 最近のステンレスのシンクは、汚れがつきにくい工夫がされていて、水を流しても静か。扉はポップなものから高級感あふれるものまで何十種類もあって、選ぶのにも一苦労です。換気扇は10年洗わなくても大丈夫なんてものがあったり、コンロが火加減を勝手に調節してくれたり、お風呂の蓋がびっくりするくらい軽かったりと、人間が退化するんじゃないかとちょっと不安になりました。でも、見ているだけで楽しかったですよ。どうすれば楽になるか、快適な生活が送れるかを追求した製品がずらりと並んでいますから。

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 キッチンは基本セットが60~80万円。開き戸じゃなくて引き出しタイプにしたいな、人工大理石のシンクにしたいな、扉はシックな色がいいな、吊り戸はムーブダウン式がいいな、食洗機はなくてもいいかと選んだ結果、定価130万円のキッチンのできあがり。これに工事費が30~40万円追加です。同じようにして、お風呂が110万円+工事費30万円、洗面台が60万円+工事費10万円、フローリング取り換え80万円、クロス張替え50万円など。リフォームってこんなにするんだというのが正直な感想です。ただ、設備は定価で買うことはありません。タカラスタンダード等、一部値引きをしないメーカーもあるみたいですけどたいてい値引きがあります。これが、リフォーム会社によって違うのです。

必ず見積もりは数社と言われるわけ

 今回、4社から見積もりを取りました。リフォームするなら数社から見積もりを取るようにと一般的に言われているので。そのわけがわかりました。値段もそうなのですが、得意な工事や主に取引しているメーカーが違っていて、勧めてくれるプランや商品が違います。同じ商品でも、値引率が違います。こっちの会社は40%引きで、別の会社は半額というのが普通にありました。もはや定価の意味がわからない値引率。でも欲しいものはあまり値引きしてもらえない世の仕組み。

 リフォームとなると工事費もいれて考えないといけなくて、工事費が比較的安いところもあります。そういうところは、間取り変更など大きな工事を頼むときに利用したらお得感がありそうです。キッチンやお風呂の設備はそんなに割引はないものの、フローリングやクロスが安いところもあり。得意分野があるんだなという印象です。

 さてさて、消費税が8%のうちに工事が完了するように、この週末には契約に向けて仕様の確認ラストスパートです。大きな買い物なので、こうしておけば良かったと後悔することがないように、頭のなかの3次元空間をフルに使ってでき上がり完成図をイメージしています。ちなみに家族はそんなに興味がないみたいで、何でもよさそう。これ幸いと私のお城を作ります。

 そして、最後に待っているのはトータル価格からの値段交渉です。相手も納得できるところを狙って頑張ります!そうそう、私は仕事で装置を買うときも交渉します。結構歩み寄ってくれますよ。値段交渉なんかするもんじゃないと思っているのか、業者の言い値で買う先生方が大半です。そういう先生方のおかげで、業者は利益を得ていると思われ、私の値引き交渉は100%成立します。

今日のひとこと:人任せにせずに自分で決める