リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【中学受験】大量のプリントに埋もれずに乗り切る策

経験が人を育てる

 関西の私立中学入試の大半は今日で終わりです。頑張ってきた成果が合格という形で報われると嬉しいですね。残念ながら志望校に合格しなかった人も、この努力は決して無駄にはなりません。堂々とこの先の人生を歩んでいって欲しいです。不合格で終わった学校に高校でチャレンジして合流する人もいます。公立中学へ進む人もいます。中学受験は人生のオプションなので、結果がどうであれ、引き出しが増えたことは喜ばしいことです。

  ちなみに、中学受験に失敗して公立中学から公立高校へ進学し、京都大学に進んだ学生が近くにいます。いろんなアイデアがわきでてくる学生で、臨機応変にとっても柔軟な対応をします。一方で、言われたことはきっちりできるけれども、自分で考えるのは苦手という私立中学高校出身者もいます。選んだ環境でどれだけ成長できるかは、自分で考える経験をどれだけ多く積めるかによると思います。手を差し伸べすぎないように、死ななければ大丈夫くらいの気持ちで見守りましょう。

オリジナルのテキスト

 1.お弁当作りを含む健康管理

 2.送迎

 3.プリント整理と進捗管理

の今日は3つ目、プリント整理。塾はそれぞれ長年培ってきたノウハウがあり、大手の塾のテキストはオリジナルです。冊子になっていればいいのですが、プリント配布のところがほとんど。毎回5~20枚プリントを持って帰ってきます。テキストと資料と演習と宿題という感じで、1週間放置すると机の上はプリントで埋もれます。2週目に突入すると、同じ教科の授業があるため、前回のプリントと混ざってわけがわからなくなります。というわけで、最低週に1回はプリントの整理を行わなければいけません。これは保護者の仕事です。プリント整理に子どもの時間がとられるのはもったいないです。

プリント整理法

 紙のファイルに教科ごとに綴じていくといいと思います。テキスト、テスト、宿題は別ファイルで。探すことに時間をとられないように、きっちりわけてファイルをしましょう。ファイルをするまでの一時保管には、ボックスを使うと楽です。持って帰ってきたプリントは教科ごとに箱にポンポン入れていくだけ。算数も国語も理科も混ざったところから宿題のプリントを探して、「塾でやったはず。」とテキストプリントを探すも見つからないという状況になることは目に見えています。経験済み。そうなる前に、どんどん処理していきましょう。1年間で、段ボール3~4箱くらいにはなります

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今日のひとこと:上手なファイリング作業が後々の時間節約になる