【中学受験】本命に向けての前受けのメリットとデメリット
2019年度の中学入試
塾の入室テストからいきなり中学入試に話題がとんでしまいますが、時期が時期なのでごめんなさい。2019年度入学の中学入試は関西が1月19日から始まり、関東は2月1日が統一入試解禁日となります。これよりも先に1月5日から受験できる学校がいくつかあります。いわゆる前受け校といわれるもので、関西では岡山白陵中学校(1/5入試)、函館ラ・サール学園(1/8入試)、愛光中学校(1/9入試)あたりに受験をしに行く人たちがいます。関西の学校がいくつか関東でも試験をしますので、関東の人たちにとっては、それが前受け校となります。
前受けをするかどうか
塾の先生は前受けを勧めます。
・本番の雰囲気に慣れる
・合格が一つあると心理的に楽になる
その通りですね、本番に弱い人は受けるといいと思います。それに、塾としては実績が上がりますもんね。でもよく考えて出願をしてください。前受けで不合格になるわけにはいかないので、過去問を1、2回は見てから試験に臨むわけですよ。勉強できる日が、3日は減ります。第一、第二志望校に合格しなかった場合は行く可能性があるのであれば受けてもいいですけど、全く行く気がないのであれば、やめておくという選択肢もあります。これは保護者が強い意志をもって決めてください。これまで本番さながらの練習を何十回と繰り返していますよね。15,000~20,000円の入学検定料をわざわざ払ってさらに練習を積むよりは、志望校の過去問を解いたほうがよくないですか。これだけやったから落ちるわけがないという境地にたどり着くのは、受験の1日前とか2日前です。志望校以外のための勉強に費やす時間が今はもったいないです。ムスメとムスコはどちらも前受けをしていません。大丈夫でしたよ。ちなみにムスメ、大学受験時も私大は受験せず国立一本でした。
塾の宿題はやらなくてもいい
塾の宿題は、この時期になってもわんさかでます。それを全部やろうとしていませんか?子どもが間違えない種類の問題はやらなくてもいいです。よく間違えるところ、弱点を埋めていってください。塾の先生に「宿題全部はやりません」宣言しても問題ありません。睡眠時間を確保するためにも、やらなくていいプリントを除いてあげてください。話が飛びますが、できる子はリビングで勉強するということが時々言われていますね。我が家もリビング派です。ムスメもムスコも自分の学習机で勉強したことがありません。というわけで、「これはやる。」「これはやらない。」と私も大量のプリントとリビングで戦っていました。そんな日を懐かしむ日が皆さんにも訪れることを願っています。