リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【大学受験】センター試験対策は1ヶ月が必要にして十分な期間

あと1週間は二次試験対策に集中

 関西の中学入試と同時に、大学入試センター試験も行われます。平成31年1月19日と20日センター試験対策は1ヶ月前からで大丈夫ですので、あと1週間は二次対策に専念して下さい。新しいことをする必要はなく、これまで受けてきた模試のやり直し慣れたテキストでの見直しです。目で追うだけでなく、口に出す、手で書くことを意識して下さい。センター試験後は志望校の過去問をひたすら解いていくことになるので、それまでにあやふやな知識をなくしておかなければいけません。

センター試験対策は実践形式で

 予備校の模試は11月で終わっているので、しばらく実践ができていませんね。この1年間でマーク模試は3回ほど受けたでしょうか。十分です。12月中旬からはその3倍以上の回数を自分でこなしましょう。洛南高校では、12月以降に予備校の練習パックを使って、12回分のセンター練習会を行います。過去問10年分はこなした上でです。トップ校では現役生もそのくらいの量をこなします。弱点補強日を含めて、1ヶ月は必要ですね。そして、センター試験対策にそれ以上はかけていられません。

 センター練習パックは市販されているものがあり、1回分が1,200円です。河合塾駿台Z会が練習パックを販売しています。学校でセンター対策がない場合は、偏りがないように、そして回数をこなすために全部やった方がいいです。売り切れちゃうらしいので、入手だけは早めにしておくことをお勧めします。

 市販のパックで足りない分は、駿台文庫が出している実践問題集が使えます。必要な科目を購入して、一回分ずつビリビリ破ってセットにして使うのです。問題集は綺麗に使わなくていいですからね。練習の際は、本番と同じ時間かやや短めで解いてください。そんなにたくさん回数がこなせないという人は、上記の練習パック3つ+過去問10年分を解いて下さい。学校や予備校の自習室、図書館を使いましょう。自宅は誘惑がたくさんあるのでお勧めしません。前述の洛南高校は冬休みに希望者のみの合宿があります。授業ではなく、自習合宿です。集中できる環境を求めて参加する人が少なからずいます。

傾向と対策は自分で完成させる

 これだけやったら、傾向と対策なんて読まなくても自分のものになっています。やっただけ自信につながりますので、数をこなしてください。みんなができる問題を落とさないように、一日一日を大切に。気分転換を兼ねた試験会場の下見は12月中がいいですよ。フライング初詣はすいています!

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今日のひとこと:今から10回、センター本番と同じ形式で問題を解く