リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【中学受験】長時間の授業と大量の宿題がセットの塾のカリキュラム

塾で勉強する時間

  塾のカリキュラムがどのくらい違うものなのか、1週間の授業数を並べてみます。表に記載したのは、いずれも特別特訓を含まない通常の授業のみです。普通の習い事と比較にならない時間数ですよね。

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 1コマの授業時間は45分から175分と実に幅広いです。四谷大塚が拘束時間長いですね。四谷大塚は、宿題もたくさんでるといわれています。希学園の175分は、途中お弁当タイムを挟んで授業が進むそうです。ここには掲載していませんが、SAPIXは180分授業で、なんと途中休憩なし。トイレに行きたい人は勝手に途中抜けするんですって。20時には塾が終わるので、家で夕食をたべることができるというメリットがあります。塾の休憩は非常に短くて、お弁当タイムはだいたい20分。その20分の間にも小テストの勉強をするという時間の超有効活用がなされ、無駄な時間は全くありません。それでも、これだけでは演習量が不足していて、合格レベルに達しないという驚きの事実が。6年生では更に同程度の時間数の特訓講座があります。その話はまた次回。

家でこなさなければならない宿題

  全部の教科で宿題が出るんです。理科、社会までは全然手が回りません。本当は授業が終わってすぐに完了できたるといいのですが、まぁそれは無理で、前日に必死でやる、の繰り返し。受験が終わるまで、ずっと。塾のある日で1時間、ない日は、3時間程度かかる量。ちょっとボーっとしていたらすぐにあふれます。

受験生の一日

  朝7時~7時半に起きて、勉強をする。これ以上早く起きられません。学校の宿題10分、計算10分、漢字10分。朝ご飯食べて時間割合わせて、遅刻しそうになりながら学校へ。塾のある平日は夕方学校から家に帰るとすぐに塾へ。22時頃に帰宅。塾のない平日は、宿題をしなければならないとわかりつつ、遊ぶ。で、夜早く寝るつもりが宿題をしているうちに24時になってしまって翌日起きられず。ふりだしに戻る。詳しい話はまたの機会に。

今日のひとこと:受験生の勉強量を知っておいた方がカルチャーショックは小さい