リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【中学受験】どこでもいいわけじゃない。塾の選び方

外せない条件

  週明けは、「そんなに遊んでいて大丈夫ですか?」と無言の圧力をかけるように塾の折り込みチラシが大量に入りますね。一日でこんなにたくさん入るんですよ。さて、どうやって選びましょうか。

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 塾に通わずに合格を勝ち取るのは現実的ではありませんので、塾には行ってください。↓(2018.11.23 小学生に塾は必要?)

https://gajumarun.hatenablog.com/entry/2018/11/23/221631

ポイントは以下の5つ。

受験カリキュラムを組んでいるところ

合格実績があるところ

・受験クラスが3クラス以上あるところ

・子どもが自力で通えること

指導方針、教室の雰囲気が子どもにあったところ

 関東では、サピックス四谷大塚早稲田アカデミー日能研が堅実路線と言われています。関西では、浜学園希学園日能研馬淵教室に通っている人が多いです。その他、地域に強い地元の塾や、中小規模の塾でも特色ある指導をしているところがあります。

塾によって全然違う

  授業の見学をさせてくれるところは見学しましょう教室長の話は聞いて下さい。中学受験に必要な学習の総量はだいたい決まっていますが、塾でやるのか、宿題としてだされるのか。毎回の宿題の量はどれくらいなのか。週あたりのコマ数、1コマあたりの時間。志望校別特訓で通わなければならなくなる教室の場所。同じ塾でも、教室によって雰囲気は違います

 大手の塾は、競争が激しいため、しんどくなる可能性があります。大手の塾は1クラスの人数が30人程度と比較的多く、目が行き届かない可能性があります。大手の塾は宿題が多く、こなしきれない可能性があります。トップクラスの学校を志望するのでなければ、大手でなくてもいいかもしれません。できれば自宅から30分以内で通える、子どもの特性にあった塾へ。

学習塾らしくない塾

  2人の子どもたちがお世話になったのは成基学園でした。子どもの人格形成や保護者の心構えを説き、競争はさせない珍しい塾でしたね。参考までにホームページのリンク貼ってみましょうか。成基の回し者でも何でもないのでお気軽に開いてみてください。

https://www.seiki.co.jp/

 ぱっと見、学習塾とはわかりませんよね。中学受験コースはちゃんとした受験塾なので、ご多分に漏れず莫大な量の勉強を強いるのですが、将来どんな人物になりたいのか、そのために今何をするのかといったことを見つめ直す機会を与える変わった塾でした。また、少人数制(ただし教室によります)で、1クラスの人数が10人に満たなかったため、先生と生徒はもちろんのこと、先生と保護者の風通しもよく、先生とはよくしゃべりました。なんてところもあります。2人とも競争心はなく、みんなで仲良くというタイプなので、隣はライバルという塾には行かないでおこうと探した結果、たどり着きました。一度入ったら簡単には塾は変われませんからね。塾選びは慎重に。

今日のひとこと:面倒でも指導方針と教室の雰囲気は自分の目で確かめる