リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【兼業主婦】神様にお願いするだけの参拝からは卒業して目標を宣言してくる

令和初日に猿田彦さんに会いに行く

 三重県はあいにくのお天気でした。天孫降臨の際に、天照大御神に遣わされた邇邇芸命(ににぎのみこと)を道案内したといわれる猿田彦大神を祀っている三重県鈴鹿市にある椿大神社(つばきおおかみやしろ)まででかけてきました。普段なら1時間半で到着するところが3時間半もかかってしまい、遠い遠い。参拝まで30分、御朱印待ち30分で着いてからもかなりの混雑。椿さんでこんなのだったら、伊勢神宮出雲大社はもっとすごいことになっていたのでしょうね。雨の椿さんは幻想的な雰囲気で、心が洗われるようでした。

f:id:gajumarun:20190503125505j:plain

令和二日目は快晴の伊勢神宮

 交通規制が予告され、大混雑必至の伊勢神宮は朝早く行動するに限るということで、翌日は6時前に出発。いやいや、みんな朝早かったですよ。清々しい空気が満ちた外宮には既に多くの人たちがいました。令和初日は、朝5時の開門前の内宮に5,000人並んでいて、一日で内宮に5万2,000人、外宮には4万1,000人が訪れたというのですから、ディズニーランド並みです。ま、一日中滞在するわけではないという点で、ディズニーランドよりはマシかもしれません。猿田彦神社経由で内宮に到着した8時半頃には帰って行く人たちもたくさんいて、出遅れ感が漂うなか。内宮には臨時朱印所が設けられ、12人で対応されていました。回転は非常に早くて、参拝も御朱印も覚悟したほどには待たず、早起きが功を奏したようです。

 椿さんでは雨が降り始め、結婚式に遭遇。内宮では風が吹いて幕がたなびきました。神様に歓迎されているサインだという説がありますね。歓迎してもらって何かいいことがあるのかという疑問はさておき、良さげなことは信じて前進です。

肝心のご利益は

 伊勢神宮の正宮は個人的なお願いをするところではなく、神様に感謝し国家安寧や世界平和といった公の願い事をする場所です。それを知ってみんな参拝に来ているのだとしたら、改元前後にこんなにたくさんの人たちがいるのは平和な感じがします。伊勢神宮のご利益は絶大というので、楽しみな一年となりそうです。

 日本人の総氏神天照大神、道開きの神様の猿田彦大神穀物の神様である豊受大神天照大神の弟神の月読尊、その他諸々たくさんの神様に会ってきて。招福、厄除け、交通安全、家内安全、五穀豊穣、学業成就などなど制覇!とは私は思っていません。神様にお願いして何でも叶うのであれば、みんな苦労しませんって。神様にお参りして心を清め、自ら進むべき道を考え、決意を新たにすることが大事だというのが私の考えです。困ったときの神頼みではそりゃ願い事は叶わないでしょ。都合よすぎです。

 スピリチュアルなことは全然分かりませんけど、神聖な空気を肌で感じて、明日へのエネルギーを蓄える場所として神社は使えばいいのではないかなと思いつつ。かなりの頻度で神社仏閣には足を運んでいます。今のところ、困窮するような事態に陥ったことは一度もないので、やっぱりご利益はありそうです。

今日のひとこと:神様にお願いするときは自分と向き合う時間