リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【中学受験】入学手続きもデジタル化が進んでいる

一番ホッとする時期 

 関西の中学入試は終わりました。今年は暖かくて、インフルエンザもたいして猛威をふるわず、受験生にとってはありがたい年でしたね。ムスメが教えていた女の子は、無事に第一志望に合格し、ハッピーな春を迎えることになりました。一緒に働いている秘書さんの娘ちゃんはチャレンジ校に合格し、家でも塾でも「快挙」と称えられ、ちょっと背伸びした環境で中学生になろうとしています。結構順番狂わせな結果があちこちで起こっていたと聞きます。それも実力。本人が最後の最後まであきらめずによく頑張ったんですよ。

 願書提出に加えて、入学手続きもデジタル化が進んでいます。学校に行かなくても、パソコンで合否が確認でき。入学手続き、支払いもネットでというところがでてきています。学校のサイトから、外部のサイトに飛んで「合格」を確認すると、「手続きはこちらから」と案内されるようです。フィッシング詐欺にあっていないか、かなり心配な画面がでてくるとか。募集要項に、合格発表と入学手続きの方法が記載されているはずですので、間違いがないようによく確認を。

 そんななか、先週末には早くも入学説明会が開かれているようです。ピークまでもっていった学力も、シュルシュル低下します。ムスコで経験済み。学校側は、なんとかキープしてもらおうと春休みの宿題をいっぱいだしてきます。一気にはできない量なので、早めに内容を確認して計画的に進めることをお勧めします。

第一志望合格だけが人生ではない

 嬉しい春を迎える子どもがいる一方で、同じ職場の方のお子様は残念な結果に終わったそうです。頑張ってきた子どもを見てきただけに、どんな言葉をかけたらいいのか非常に困っておられました。12歳で味わう挫折は、たいしたことはないとこの年になれば言えても、本人の落胆は想像を超えるものかもしれません。とにかくよく頑張ったと褒めること。抱きしめて頭をなでること。今でも私は大学生や高校生の子どもたちをなでますよ。中学受験の経験は、この先の人生で必ず生きてきます。社会や理科の知識は、小学生時代に覚えたことが一番役に立っているなんて話もよく聞きますからね。

 第一志望にする学校は、みんなが行きたい学校なので競争率は通常3倍を超えます。ということは、第一志望の学校には行けない人の方が圧倒的に多いのです。与えられた環境で大きな飛躍を期待します。

健康管理を怠らず

 関東の中学入試はこの週末から。週末にはお天気が回復して、気温も低すぎないことを祈ります。今日明日の冷え込みで風邪をひかないように細心の注意を払うことが、親にできる最大の支援です。

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 さて。春節を終えて帰ってくる中国人留学生が新型肺炎ウイルスに感染していないかビクビクの週明けです。

今日のひとこと:受験が終われば結果がどうであれ労う