リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【兼業主婦】元気な体を維持するために不可欠な要素のひとつが骨ストレッチ

病は気から

 と本気で信じて疑わない私。インフルエンザの予防接種なんかしなくてもかからないし、風邪をひくとか発熱するなんてことも20年以上は経験していません。子どもが熱を出すのは免疫をつける過程で仕方がないです。でも、自分には移らないと思っているとたいてい回ってきません

 気をつけていることは、手洗いとうがい。それから、偏りのない食生活をして、睡眠時間を削らない。これを習慣にしていると、寝込むようなことにはならないはず。お母さんが寝込むと家庭停滞ですし、何より自分がしんどいですよね。平常運転を永久に続けることが理想です。時々喉が痛くなったり、体がだるくなったり、異変を感じることはありますよ。そんなときは、早めに休息をとるのです。倒れるまで頑張らないことが大事。気休めの「大丈夫?」なんて言葉もらっても、誰も家事代行してくれませんから。

運動習慣はありませんが

 運動した方がいいです、多分。習慣にしている運動はないんですけど、ラボにいる学生に負けない程度に元気です。いや、私の方が元気かもよ。運動と言えるのかどうか、骨ストレッチなるものはやっています。いつでもどこでも誰でも簡単にできるすぐれもの

 筋肉は裏切らないで大人気の「筋肉体操」を、昨晩特番でやっていましたわ。本当にみんな、筋肉ムキムキの体になりたいと思っていますか?筋トレに励む学生は毎年一定数います。一回りも二回りも大きくなって卒業です。いや~私は苦手。ちなみに、彼らの恋人たちも、「あんなのいらないですよね。」と言ってます。本人の自己満足?なにゆえにそんなに一生懸命??

 骨ストレッチに出会ってから、ますます筋トレはいらない派に傾きました。骨ストレッチでは、外側の筋肉ではなく深層筋を鍛えるので、別の種類の筋トレと言えなくもないですが。筋トレとは方向性が真逆で、緩めます。なので、歯を食いしばってトレーニングすることとは無縁です。深層筋を鍛える方が、瞬発力や柔軟性が増し、怪我をしにくい体を手に入れることができます。目指すはチーターやネコの動きですね。サイやゾウは眼中になし。

骨ストレッチの新刊

 「骨ストレッチでスポーツ」(松村卓著、阿部出版)が発刊されました。別名、蘭さん写真集と言うらしいです。

 フィンスイミング日本選手権12連覇の尾形蘭さんがモデルとなって、詳しく図解されています。これまでの書籍のモデルさんとは違って、骨ストレッチをさせると一番上手という認定指導員の蘭さん登場で、わかりやすさ倍増。しかも、いつも聞いている松村理論がたっぷり文字となっているので、嬉しい1冊です。松村卓先生に敬意を表して、あえてちょびっとしかない松村先生のページを載せておきます。この本、スポーツを楽しむ人向けなタイトルですけど、これといったスポーツをしていなくても全く問題なく取り組めます。日常生活でも軽く楽に動けた方がいいに決まってますので。

f:id:gajumarun:20200103123017j:plain

 骨をつかんで、手首をぶらぶらするだけ。鎖骨をつかんで体をひねるだけ。全部簡単です。でもとっても奥が深い。どこを意識して動かすかで使える骨と筋肉が増えていくのです。講習会で新たなメソッドに出会った翌日は、筋肉痛になります。これまで経験したことない筋肉痛。背骨や肩甲骨、骨盤に近い筋肉が痛くなるのです。ってわかります?全然使っていなかったんだなって反省です。内側から体を使うことと、筋肉を柔らかくしておくことがしなやかな動きをするために不可欠です。トップアスリートでも、上手だなと思う人は体が柔らかそうじゃないですか?

 骨ストレッチを始めた3年前は、肋骨が左右に12本ずつあるなんて全然わからないくらい固かったです。肩こりも激しかったです。だんだん柔らかくなってきて、肩こりで悩むことはなくなりました。体に負担がかかることをすると、マズいと体が教えてくれるので、セルフケアでほぐすことができるようになりました。というわけで、疲れ知らずになったことも私の元気の源かもしれませんね。

今日のひとこと:お母さんは倒れちゃいけない