リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【介護】人生100年時代は歯と足を大事に ~歯編~

カリスマ歯科医はむやみに削らない

 昨晩は尊敬するカリスマ歯科医と会いました。保険診療では、歯を削らないとお金にならないらしいです。彼は基本自費診療でできるだけ本人の歯を削らない治療をおこなっています。歯は臓器だと言っていました。そうですよね、一度失うと元に戻ることはないので、削らないに越したことはありません。心臓や肝臓と同じくらい大事にしないといけないと再認識しました。彼は非常に勉強熱心で新しい技術や機械は即導入。誰にも負けないと自負するゴッドハンドで治療をおこない、体の健康は口の健康からと予防歯科にも積極的な歯科医を神と崇めて通う人たちでいっぱいです。科学的な根拠がない治療やケアはしない方針なのが安心感があります。親友なので、宣伝しておきます。が、はっきり言って高額です。健康をお金で買えると考えれば、安いものかもしれませんけどね。

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歯科医にお世話にならない方法

 本当は、医者も歯医者もお世話にならない方がいいのです。明らかに安上がりで余計な時間も使わなくてすみますから。病院独特のエネルギーを奪われる感を味わわなくてすみますし。そのためには、日々のメンテナンスが必要です。病気にならない体作りは、適切な食事と睡眠と運動で免疫力をつけるのが鉄則。歯医者にお世話にならない方法はもっと簡単で、ちゃんと歯磨きをすればいい。歯が抜ける原因の9割は、虫歯と歯周病。どちらも歯垢がたまってできます。歯が抜けると上手に噛むことができなくなって、脳への血流が悪くなり、老化が進みます。多くの歯がなくなると発音が悪くなります。顔の輪郭も変わります。自分の母親がそうなので、間違いありません。歯の病気に起因して発生した口の中の細菌が粘膜や血液を通して、腎臓や肺の炎症を引き起こします糖尿病との関係も言われています。そのくらい歯は大事です。

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 厚労省の調査によると(なんでも調査してくれるんですね!)、28本以上歯がある人の割合は、40代で58.1%、50代で32.9%、60代で16.5%、70歳以上で8.7%。メンテナンス次第で歯は失わないですむことが統計からわかります。私自身は、3か月に1回は歯科衛生士さんに口の中の状態の確認と歯のクリーニングをしてもらっていますよ。今のところ28本全部揃っていて、グラついている歯もなしです。

自分の歯を使って口から食べる重要性

 歯がなくなった場合、入れ歯、差し歯、ブリッジ、インプラントと歯を補う方法はいくつかあります。見た目も美しく、自分の歯と同じように噛めるのは、インプラント。最近インプラントにした友人によると1本40万円だったそうです。ほんと、失わないに限りますね。

 自宅介護をしているうちから歯が抜け始めた母には苦労しました。なかなか他人の歯を磨くのは難しいものです。月に1回は歯医者に連れて行ってクリーニングをしてもらっていたものの、歯を維持するには限界がありました。元気なうちに健康な歯と歯茎の蓄えを作っていてくれればまた違ったのかもしれません。と思って、自分は一生懸命歯の健康に気を配っています。

 母が入所前に作った入れ歯は、支える歯がなくなって今は使えず。数本しか残っていない歯での食事は進まず、体力が落ちてきています。父を見送った際も、口から食べられなくなったら急激に体力が落ちました。自分の歯を使って口から食べないと健康でいられない当たり前の事実。人生100年時代の100歳になってからでは遅いですからね。

今日のひとこと:歯は若いうちからメンテをする