【中学受験】意志決定は本人に
はじめまして
ブログを開設しました。がじゅまるんです。
リケジョという言葉がなかった時代に京都大学工学部で学び、数少ない女性エンジニアとして民間企業で働き、そして再び京都大学へ戻ってきた兼業母です。毎年入れ替わる学生たちに装置の使い方や解析方法を教えながら一緒に研究を進め、母親目線で成長を促し、時には一緒に遊んでもらい、変化に富んだ日々を送っています。一方で、リアル母親業もかれこれ20年というベテラン域に入り、大概のことでは動じなくなりました。二人の子どもたちは関西の難関校といわれる私立中学を経て、青春を謳歌中。ムスメは旧帝大の工学部に進学してリケジョ二世の誕生です。ムスコはエレキギターをこよなく愛する高校生で、成績は中学入学時をピークに坂を転がり落ちて今なお低迷中。二人の中学&大学受験奮闘記、京大工学部生の実態をお届けします。
私学の良さ
2人の子どもたちは中学受験をして、私立中学校へ進学しました。なぜタダで教育が受けられる権利を放棄して私立中学にいくのでしょうか。地域によって、私学の位置づけが違いますが、私が思う私学のいいところをずらずら並べてみます。公立の良さはごめんなさい、わかりません。私も子どもたちもご縁がなかったので。何か魅力的に感じるところがあれば、選択肢の一つに。
- 学校設備(講堂、図書室、グランド、実習室、室内プール等)が充実している。
- 備品(楽器、体育器具、標本、書籍)が充実している。
- 教科専任講師が多い。
- 進路指導が丁寧。
- 保護者会、懇談が多く、学校での様子がよくわかる。
- クラブ活動が豊富。
- 独自の課外活動がある。(海外研修、登山、観劇)
- 切磋琢磨しあえる環境が整っている。
- 塾に行く必要がなく、帰宅後の時間や休暇を有効に使える。
- 学級崩壊という話は聞かない。
私自身が私立中学・高校に通い、その頃の友人たちと今なお多くつながっていて、プライベートでの交流はもちろんのこと、仕事でも協力関係になることがあって豊かな人生を送っています。同じような環境が子どもたちにもあると将来プラスになるのではないかな、と勝手に思っています。どのような人生を切り開いていくのかは本人の努力と出会いが決めるものですね。でも、本人の成長を促す環境を与えることはできます。成人になるまでの20年かけて、餌を与えるのではなく、餌をとる方法を教えるのが私の役目です。それが私の場合、子どもたちに私立中学高校で6年一貫教育を受けさせるという選択だったのです。
意志決定
中学受験するのであれば。まだまだ遊びたい盛りに勉強漬けの日々が待っていて、決して安いとは言えないお金がかかります。それだけあったら家族全員で余裕で海外旅行行けるよね、くらい。でも頑張ろうか、ということになったら。子どもの意思を尊重する形で受験を決めてください。ここが大事です。中学受験させたいのは親、でも決めるのは子ども。決して親が押し付けないこと。主体性をもって取り組めるかどうかに影響します。自分の人生は自分で選択していくことを早いうちから教えるのも親の役目ですよね。上に挙げたようなメリットを述べて、本人に決断させるよう、うまく導くのが腕の見せどころです。