リケジョ的教育のすすめ

京都大学工学部で学び、現在は京都大学で働く正真正銘のリケジョ。中学受験と大学受験を経験した子どもたち、一緒に研究をしている学生から得た教育の極意を伝授します。

【兼業主婦】無になれる時間を作る

成果が目に見える料理

 料理は結構得意です。ちょっと手間暇かけるだけで大変化する食材が面白くて。おせちは腕の見せ所。毎年20種類くらいを丸一日キッチンにこもって作るのですが、どの順番で作ればボウルや鍋を効率よく使って短時間で完成するか、頭と手はフル回転です。完成したときに洗い物もきっちり終わっているように動く動く。他のことを何も考えずに過ごす時間で自分をリセットしているように思います。年末に会った知人は、ドラムを始めたそうです。叩くだけの打楽器は、ストレス解消になるらしいですよ。

 親戚宅でいただく高級おせちは、高いだけで食べるものがないというのが正直な感想。自分で作る自分好みの味がいいですわ。子どもたちもよく食べます。

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ささやかな楽しみがひとつ減る

 お正月に楽しんできたハムが今年で最後になってしまいました。いや、買えば来年もあるんですけど。株主優待生活を夢見て(笑)、いくつか株を持っています。そのなかで、日信工業の株主優待が一番のお気に入りでした。年に2回、信州ハムが届くのです。これが美味しくてずっと保有していたのに、ホンダによるTOBで強制的に手放すことになりました。あ~残念。一生分のお正月ハムを買ってもお釣りがくるほどのキャピタルゲインを得ておさらばするのに、やっぱり残念なのは買う手間が省けていたからなのでしょうか。信州ハム、これからはふるさと納税でもらうか。

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受験生のお正月

 私は年末年始の休みが長くてゆったりしていますが、ムスメは受験生の家庭教師としての休みは昨日今日の2日間だけ。年末は12/30が最後で、新年は明日から始動です。直前までの伸びと、その日の調子によって受験する学校を選べるように、初日はチャレンジ校と確実校と両方の出願をしたそうです。初日午後に受ける学校の自己採点をムスメが即日実施し、その結果次第で2日目の受験校も選べるように2校出願を済ませてあります。かなり気合の入ったご家庭です。

 まだ伸びます。最後まで伸びますよ。受験生がいるご家庭は、上手におだてて励まして、ピリピリしないように心がけてください。

 起こる出来事をどう解釈するかは自由です。楽しい景色を作っていきましょう。今年も一年、お付き合いのほどをよろしくお願いします。

今日のひとこと:笑う門には福来たる

 

【介護】話し相手になるのが親孝行

放置されたままの土地

 祖父母が住んでいた土地が放置されているのを知って3ヶ月。母が亡くなって半年ほど経った頃に、伯母に「まだ何もしとらんのよ。」と知らされました。えっと母が亡くなったということは、ワタシ相続人じゃん。何やら面倒そうで放置してある模様。まずですね、母は4人姉妹のはず。なのに、祖父母の戸籍には5人子どもが載っているのです。これは、母の相続手続きをするのに戸籍を取り寄せて知った事実。誰、この人。

 事情あって遠縁の親戚を祖父母が実子として戸籍にいれちゃったんですって。すぐに養子にでているんですけど、実子と記載されている以上はこの人も相続人。母の妹と6か月違いで戸籍に載っているんですよ。6か月で赤ちゃんが生まれるかいな。ほんと、いい加減な時代だったんですね。

 戸籍上は叔母であるMさんと連絡とらなければならないものの、祖母が他界した13年前から誰も連絡をとっていない模様。でもその時の住所から何か情報が得られるかもとGoogleマップに住所入れてみたら、表札が見えました。Googleさん、ありがとう。まだ住んでることが家にいながらわかったよ。せっせとお手紙を書いて、返事を待つこと1週間。返事がきました。あ~よかった。

初対面の相続人

 年末に会う約束をして、訪問してきました。お一人で住んでいて、やや警戒心をもっておられる様子。そりゃそうですよね、「あなたは相続人です。」といきなり連絡してきた人を招くのですから。遠縁の親戚なので、赤の他人というわけではなく、祖母が他界してから今までの話をするうちに警戒心が解けてきました。私の母の話になると「昔、一緒に遊んだ。とても優しい人だった。亡くなる前に会いたかった。」と。えっ、、、、衝撃の事実。

 世間話をするうちに、養子に出てからは苦労が多い人生だったことをポツポツと語り始め、心の中に封じてきたものを吐き出すように言葉があふれてきました。私、聞き上手?一人は寂しいから、お正月なんかなければいいのにって。Mさんは息子さんと娘さんがいるんですよ。なのに一人って寂しくないですか。話を聞くこと5時間!!最後には表情も足取りも軽くなって、「今度はご飯作っておくからまた来て。」と。何かプレゼントしたいと言って、コレクションのなかから器をくれました。初対面ですよ、私。

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時々話し相手になろう

 気持ちが嬉しくてもらって帰りましたが。これ、危険じゃないですか?K生命の不正販売とか、訪問販売とか、自分の話を聞いてくれる人が販売員くらいしかいなかったら、内容がよくわからないまま契約してしまうことが起きます。5時間はまぁ長かったですけど、たったの一日話を聞くだけでプレゼントしたくなる気持ちにさせてしまうのですから。

 年末年始、帰省される人も多いことでしょう。ご両親がいらっしゃるのであれば、耳を傾けてください。同じことを話したり、口うるさかったりで、なかなか素直に話を聞けないのはみんな一緒です。それでも、話を聞くだけで余計な心配事が減る可能性が高いです。おかしなことに気付くこともあります。腹が立つ時は、仕事と思って怒りスイッチのリミッターをあげてください。

 戸籍上だけの叔母の協力は得られることになったので、相続登記の問題はクリアできそう。祖父母の土地が面倒なのはまだまだ、、続く。笑

今日のひとこと:高齢者は話を聞いてくれる人を求めている

【中学受験】親子で焦りだす時期にはズレがある

大人が焦る秋

 関西の中学入試まではあと約1ヶ月、関東も2ヶ月をきりました。「中学入試まであと○日!」のカウントダウンの表示がだんだん現実味を帯びてきた頃かと思います。保護者は、入試説明会が開催される10月~11月が一番焦るんですよね。学校の先生の話を聞けば聞くほど、自分の子どもは合格レベルに全然達していないと感じるので。達していなくて当然。最後1~2ヶ月の伸びが大きいのです。

子どもが焦りだす冬

 子どもが本気になってくるのは、今頃からです。遅っ!て感じですよね。冬期講習に入る頃には目の色が変わってきているはず。弱気になっている子どもは励ましてあげてください。「そんな間違いまだしているの。」とか「○○君はもっと勉強している。」とか、子どもを否定する言葉は受験が終わるまで禁止。君ならできるという暗示にかけるくらいの気持ちで、ずっと応援です。

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冬休みから入試当日までの過ごし方

 体調管理が最重要課題です。家族全員が手洗い・うがいを徹底して、細菌やウイルスを家に持ち込まないようにすること。焦りはあっても、24時を超えて就寝することがないように監視すること。バランスのよい食事を提供すること。時間がなくても、お風呂に入って体を温めてから寝るように促すこと。親ができることは、励ますことと体調管理に努めることだけです。

 応援隊長も風邪をひいている場合じゃありません。元気で乗り切りましょう。知り合いのお父さんは、風邪をひいたときに家に入れてもらず、ホテル暮らしを強いられたと言っていました。極端な話ですが、受験生がいる家庭はそのくらい神経を使って体調管理をしています。念には念を入れて万全で臨みましょう。

 それでも入試当日に体調が悪くなってしまった場合。別室で受験させてもらえます。インフルエンザにかかっても、対処薬ですぐに熱は下がります。ただし。学校に申し出るときは、単に「体調が悪い。」とだけ伝えて別室受験を申し出てください。インフルエンザと言ったら、受験させてもらえませんから。

 受験生がいるときには、親戚へのお正月の挨拶がなくても構いません。我が家の場合、お正月は受験が終わってからと宣言しました。気分転換になるようであれば初詣はありですけど、人が少なくなってくる1/4以降に出かけてください。私は、前倒しで12月30日にフライング初詣をしましたけどね。ものすごくすいていました。風邪やインフルエンザをもらわないように、小学校を休む場合には、子どもとよく相談して決めてください。学校に行きたい子どもをあまり長く休ませると、ストレスが溜まってしまいますよ。休むにしても、1週間くらいかなと思います。

今日のひとこと:親は応援隊長だと悟って全力で応援する

【中学受験】関西圏は出願開始です

大学入学センター試験と同日程の中学入試

 関西圏の中学入試は、大学入学センター試験と同日程でおこなわれています。一部の前受け試験がある学校を除き、来年は1月18日(土)が初日となります。ほぼ18日、19日、20日の3日間で勝負は終わり。

 同じ学校で、複数回入試があるパターンが結構あるので、どの日程で受けるか悩みますよね。第一志望、第二志望を初日午前と2日目午前にもってきて、3日目か初日午後に滑り止めを組み込むのが通常コース。せっかく頑張ってきたのだから、チャレンジ校をいれるものありです。調子が良かったり、入試問題との相性がよければ受かるかもしれませんからね。安全路線でいきたければ、滑り止めを初日か2日目の午前中にいれるプランになろうかと思います。

午後入試の乗り切り方

 最近は、関西でも午後入試が定着してきて、午前中の試験が終わったらすぐに移動して別の中学校で受験することが珍しくなくなりました。子どもも大変ですが、自宅に帰るには微妙な空き時間となるため、学校で待つことになる保護者も大変です。おじいちゃんおばあちゃんが元気で手伝ってくれるようであれば、この日くらいは甘えてバトンタッチしてもいいかもしれません。

 入試日の集合は、とっても早いです。塾によっては激励会があるので、学校が指定する集合時刻よりも早くいかなければなりません。朝7時半集合とか。昔を思い出してみると。「なんでこんなに早く行かないとあかんの~(涙)」と思いつつ6時過ぎの電車に乗ったら、私立小学校に通う6~7歳くらいの子が一人で電車に乗っていて、逆にこっちが励まされました。入試ウィークくらいは頑張りましょう。

 朝早く起きて、頭もフル回転するわけですから、午後からの入試は疲れます。そして次の日も朝から受験が待っています。初日の午後入試は、できれば2教科で受けたいところ。2日目の午後になると、もう頭の中は飽和です。空けておいた方が無難です。3日目に受験する人は特に。午後入試は、受けるにしても一つに絞るのがいいのではないかと思います。ムスメとムスコのときは、午後入試は出願しませんでした。3日間、朝だけ頑張る方針で通しました。精神的、体力的に乗り越えられるかどうかは保護者が判断してあげてください。

出願はwebで

 web出願が主流になってきた感じです。入試日程を選択して、受験生の名前と住所を入力して、決済方法を選べば終了。なんともお手軽な。その場で受験番号がわかって、受験票も自宅でプリントアウトです。ネットショッピングと違うのは、クレジット決済でも手数料がかかるということでしょうか。学校が手数料を払うなんてことはしてくれないんですね。出願した知人が、クレジットカードの決済手数料が770円もかかったと言っていました。ちょっと調べたところ、多くの学校で受験料とは別に500円~1000円決済手数料を払うみたいです。殿様商売で、お客さんには全然優しくないシステムです。

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 パソコンが家にない家庭は受験できないのかという不安。その場合は、学校に出向けば学校のパソコンを貸してくれます。パソコン作業に慣れていない人は。説明を見ながら、格闘するしかないですね。そんなこともありますので、不安な人は入試説明会には足を運んでください。手順をとっても詳しく教えてもらえますから。

今日のひとこと:一つは合格がもらえるプランを考える

 

【京大理系研究室】学祭期間の過ごし方

学園祭開催

 京都大学では、11月下旬に学祭があります。クラブ、サークルの資金集めやクラス親睦目的で模擬店をだしたり、パフォーマンスを披露したりと思い思いの形で自己表現ができる場です。お酒提供が完全禁止になって、夜になると暴れだす集団もいなくなり、健全な形で運営されているようです。久しぶりに覗いてきましたよ。ステージでは、女子学生が歌ったり踊ったりしている姿が目立ちました。屋外ではジャズ演奏やジャグリングなどのストリートパフォーマンスが繰り広げられ、建物の中での自主映画や脱出ゲームも賑わっていました。真面目に、全力で遊んでいます。親子連れが結構いたのが新鮮でした。小学生を連れて大学の学園祭潜入は思いつかなかったですね。

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 特別講演では、京都大学阿部竜先生が「人工光合成でエネルギーを変える!未来を拓く!」というタイトルで、私の尊敬する大阪大学石黒浩先生が「人間型対話ロボットと未来社会」というタイトルで登壇されたようです。面白かったはず。

お祭り期間の研究室旅行

 学祭は、学部生が中心になって運営されています。ラボに所属するのは学祭とはちょっと距離があるほぼ大学院生で、この期間は講義がありません。学生のみならず先生も講義がないというわけで、例年学祭期間に研究室旅行に出かけます。今年は近場の滋賀県へ総勢25名、車6台で行ってきました。琵琶湖を望む山の中に泊まり、美術館巡り、陶芸体験、忍者体験と芸術&スポーツの秋を満喫です。

 学生が企画する旅行なので、豪華な旅になることはまずなくて、今年泊ったのは山の中のバンガロー。こういうところには普通、夏に泊まりますよね。寒いのなんの。写真見返すだけで寒いです。ぺったんこのせんべい布団で寝て、背中が痛いし。大人には少々厳しい環境での宿泊でした。ただ、1泊3,000円で泊まれて全棟貸し切りというのは学生にとってはありがたい宿泊施設ですよね。奇声を発しても、深夜まで麻雀をしていてもどこからも苦情がこないですから。

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段取りと調整力を養う場

 企画担当者はかなり大変です。今年の上級生たちは例年に増してわがまま集団で、部屋割りや配車、活動企画、食事内容すべてにバラバラと自分の希望を言うのです。できる限りの要望を聞き入れ、対応できないことにははっきりと「無理です。」と先輩たちに言っている担当学生の姿はたくましかったです。タイムスケジュール通りに進むように、時計を気にしながら行動を促し、お金を管理して、戻ってきてからは精算が待っています。これだけのことに対応できたら、社会人になっても大丈夫かな。一人で仕切ったMちゃんに拍手。

 ルーズな学生が担当になると、全然タイムスケジュール通りには事が運びません。お城など入場時刻に制限がある施設に入れないケースが過去に何度かありました。収支が合わず、数千円の使途不明金がでたこともありますしね。まったくもって謎。その旅行代金、今年は「現金、振り込み、LINE pay で受け付けます」と。なんとも今どきであります。

 2年前はひどかったですよ。担当学生が私の車に日本語が話せない来日したばかりの留学生3人を割り振ったのです。みんな英語で話せるから車内で楽しく過ごせると思ったのでしょうね。当然道案内は何の役にも立たないし、LINEグループで連絡がくる集合場所も伝えてもらえないしで、困りました。車窓から見えるものを「あれはなんだ、これはなんだ?」と質問され、日本人が乗っていないので全部私が返事しないといけないし。運転に集中したいときは、はっきり言ってめんどくさい。「考えが浅い!」と休憩ポイントで私に責められて、すぐにメンバーチェンジとなったのは言うまでもありません。学生の間に、一度はイベント運営の経験をするべきではないかと最近思っているところです。

今日のひとこと:企画運営はやってみるべし

【京大理系研究室】アメリカ滞在を楽しむの巻

電動車いすが日常にある風景

 10日間のフロリダ出張から戻ってきました。行きは16時間、帰りは18時間も飛行機の中にいて、最後は暇を持て余すくらい遠かったです。ヒューストン→成田の14時間は、機内食2回に加えて、おつまみにサンドイッチにバナナにと起きているとどんどん食糧が供給され、映画を見ながらずっと食べ続けていた感じ。

 アメリカ訪問は4回目なのですが。毎度毎度、みんなでっかいと驚きます。特に女性が。私の3倍くらいありそうな人がいっぱいいました。太り過ぎて(?)自力で歩くことができず、電動車いすで移動している人も多く見かけました。ご夫婦で電動車いすに乗ってお散歩という光景も。もはや自転車みたいな感覚なのでしょうか。

 そこまで太ってしまう原因はやはり食生活にあるはず。私が訪れたほとんどすべてのレストランでは、一日の摂取カロリー目標は2000 kcalと記載がありました。でも、メニューに載っているものは単品で1000 kcalほどあるものが大半。カロリーオーバーになることが予想されるけれど、ご自身の責任でどうぞという印象を受けました。

アメリカ滞在中の食生活

 朝食なしでホテルを手配したので、食事は自分で調達。基本的には、バナナやリンゴ、オレンジを買ってきて食べて、昼と夜の重たい食事に備えました。昔、ホームステイをしていた頃は、ホストファミリーはシリアルとミルクを出してくれていました。アメリカ人も朝は軽く食べているはずです。

 昼は、学会会場のホテルのレストランで食べたり、スタンドで販売している軽食を食べたり。サンドイッチとかラップサンド、アップルパイなど。これがまた大きいのです。しかも10~15ドルもして、食べきれないのでもったいない。現地から参加していると思われる人たちは、持参したパンをかじっていましたよ。

 夕食は、レストラン。肉とエビとポテトは十分すぎるくらい満喫です。1皿の量が多くて、何人かでシェアしないと1つでお腹がいっぱいになってしまいます。ビール飲んで1人40~50ドル。普通の夕食感覚でいると、ややお高いです。今回は外れがなくて、どこのお店でも美味しかったですけどね。チップという制度があるため、飲食費に18~20%加算して支払うことになります。

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カード社会

 現金は、30ドルほどしか使いませんでした。電車、コインランドリー、ルームキーパーのチップくらいです。レストランで数人で割り勘をする際にも、お店が伝票をわけてくれるのでそれぞれカードで支払いです。チップもカード払い。30ドルの伝票に、チップ6ドルと自分で記入してカードで払う、そんな仕組みです。スーパーでも、カード払いだと割引になる商品が多くありました。学会会場のスタンドで売っている1~2ドルのお菓子ですらカード払いです。

 タクシーも、18%~20%のチップを選択してカード払い。今回配車アプリUberを使って移動をしましたが、事前登録したカード払い。これが便利でしたね。ホテルでタクシーを呼んでもらってもなかなか来ないので、キャンセルしてUberで呼んでみたらすぐにやって来るという。大きなホテルには、UberやLiftという自分で手配する車のピックアップエリアがあって、ここ数年でとっても浸透していることがわかりました。前回訪れた時にはそんな感じではなかったので。Uberは、行き先をいれると、車のクラスと金額が表示され、選べるようになっています。遠回りして余分な金額を請求される心配がなくて安心して使えました。領収書は日本語記載のメールで届きます。ほんと便利。

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 ホテルの隣はヘリコプターツアーの発着場だったり、向かいには室内スカイダイビング体験のiFlyがあってデモンストレーションを見学したり、道端で蛇を触らせてお金をもらっているおじさんと話したりと、非日常を楽しみました。ヘリコプターツアーは25ドル、意外と安かったです。体験せず。スカイダイビングは2flightで89ドル、そんなものでしょうか。体験せず。蛇は1人3ドルで貸し出し?していました。体験せず。

 学会発表して現地の人たちと交流するというミッションはちゃんと遂行してきました。

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今日のひとこと:現金は100ドルあれば十分でした

【大学受験】大学入学共通テストの英語民間試験見送りを受けての学校の対応

行事を任されてぐんと成長する高校2年生

 昨日、高校で進路説明会がありました。秋は文化祭、体育祭と行事が盛りだくさんで、高校2年生が中心となってすべてを進めていくなかで、とても成長したと先生方がおっしゃっていました。決められた枠の中で、何ができるか、どうすればみんなが納得して楽しめるかを考えて実行に移してくれたと話しているうちに、突然校長先生が涙ぐんじゃって、保護者以上に愛情を注いでくださっていることに感銘を受けた次第であります。体育祭では、すべてのクラスで担任や教科担当の先生に声がかかって連れだされ、一緒にダンスの練習をしたそうです。生徒があまりに熱心なので年配の先生が徹夜をして踊りを覚えたとか、そんな裏話も聞くことができ、ほっこりしました。

 受験に向けては、時間管理・タスク管理・メンタルコントロールが必要で、行事を通して身についたことを勉強に還元しよう。やらされる勉強から脱却しよう、という話を生徒たちにしたと報告がありました。先生方、熱いですね。子どもたちに伝えたことを保護者会で教えてもらえるのはありがたいです。男の子、しゃべりませんもん。

学校としての動揺はなし

 説明会では、高校3年生のカリキュラムと大学入試制度の話が予定されていて、そのなかでも民間英語試験については詳しく説明するつもりだったそうで、たっぷり時間をとってあったのですが、ごっそりなくなりました。記述式が入ろうが、マークだけであろうが、スピーキングがあろうがなかろうが学校の指導方針は何も変わらないので、心配することはありませんと断言してくれるところが心強いです。

 大学入学共通テストの国語と数学の記述問題もやめるべきだという世論があってごちゃごちゃしていますが、今のところ実施です。国語では、記述式は点数ではなく、A~Eの5段階で評価することとなっています。20~30字程度、40~50字程度、80~120字程度を記述する問題が1問ずつ出題される予定で、解答時間は現行の80分から100分に延長です。

 数学Ⅰでは、数式を記述する問題、または問題解決のための方略等を端的な短い文で記述する問題が3問、マーク式問題と混在する形で出題。解答時間は現行の60分から70分に延長。これまでに計2回おこなわれた試行テストは正答率があまりにも低くて驚きでした。3問×2回の全6問で、正答率が1割を超えたのがたったの1問だけですもん。そんなまま突入ではありますが、受験生としてはやるしかない状況です。

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高校2年生後半のスケジュール

 というわけで、記述式が入った模試を今月から受け始めることになります。来週は、3教科の模試を、年明け1月には理科・社会も入った5教科の模試を学校の公式行事として受けます。2月の上旬にも模試があります。既に申し込みを済ませたGTECは、そのままキャンセルせずに受けましょうと。スピーキングもライティングも必要な能力なので、入試科目から外れるからやめるというのは学校の考え方とは違うそうです。問われ方が変わるだけで、教育課程の変更ではないですと、先生方はどっしり構えておられました。

 今から大事になってくることは、高い目標を設定すること。親は、「えー、それはやめといた方がよくない?」みたいなことは今は言ってはいけません。最後の最後に現実的な路線に落ち着くにしても、高い目標がないと伸びませんから。自分で決めさせること。そうじゃないと一生「あのときこう言われたから。」と言われちゃいますよ。昨日ムスコのボロボロの考査結果をもらって帰ってきましたが、本人は意に介さない様子で、哲学書を読みふけっていました。学校の勉強よりも大事なものがあるなら、それも良しです。

 さて、私本日より10日間出張で日本を離れます。今回はまぁまぁ長いですね。帰ってきたときに家がジャングル状態になっていないことを願います。

今日のひとこと:本質的な勉強方法は何も変わらない